「DENON CLASSICS CREST 1000」から、No.107とNo.108を紹介!

公開日 2003/05/08 09:44
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(左)No.107:ドビュッシー/ラヴェル「弦楽四重奏曲」(右)No.108:ハイドン「弦楽四重奏曲第78番変ロ長調<日の出>/第79番ニ長調/第80番変ホ長調」
●コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社から発売された、「DENON CLASSICS CREST 1000」のNo.107:ドビュッシー/ラヴェル「弦楽四重奏曲」とNo.108:ハイドン「弦楽四重奏曲第78番変ロ長調<日の出>/第79番ニ長調/第80番変ホ長調」をご紹介する。

◆No.107:ドビュッシー/ラヴェル「弦楽四重奏曲」

・世界を瞠目させた驚異のアンサンブル。英グラモフォン賞、米グラミー賞ノミネート作品。
弦楽四重奏の新たな可能性を追求するこの革新的なアンサンブルの手にかかると、どんな作品もまるで洗い立ての名画のように本来の輝度と純度を取り戻す。カルミナ四重奏団の中にある冒険者と完全主義者との相克は、演奏に異常なまでに高いのテンションを与え、聴くものにも知的・感覚的な受容力を求める。シマノフスキに続く受賞こそ逃したものの、英グラモフォン賞にノミネートされ、さらに米グラミー賞にもノミネートされた。

・ディスク番号:COCO-70518
・価格: \1,000
・楽団名:カルミナ四重奏団
・録音:1992年[PCMデジタル録音]
・推薦:レコード芸術推薦/グラミー賞ノミネート/グラモション賞ノミネート

◆No.108:ハイドン「弦楽四重奏曲第78番変ロ長調<日の出>/第79番ニ長調/第80番変ホ長調」

・古典派弦楽四重奏曲の最高傑作をピリオド楽器で聴く喜びを私たちはもう知ってしまった。
「古楽器演奏の先導的四重奏団」「どこから見ても最高のハイドン」「ハイドンがスコアに書き込んだ仕掛けがこれほどの透明感をもって見渡せたのは初めての経験」クイケン四重奏団のハイドン演奏に寄せられた賛辞の一部である。ピリオド楽器で聴く古典派の弦楽四重奏曲の世界を未体験の方に是非一聴をお勧めしたいのが、ハイドンの数多くの弦楽四重奏曲の中でも白眉をなす<エルデーディ四重奏曲>の代表的名盤である本作である。

・ディスク番号:COCO-70519
・価格:\1,000
・楽団名:クイケン四重奏団
・録音:1992年[MS 20ビット・デジタル録音]
・推薦:レコード芸術特選

・2タイトルとも現在発売中

・ドビュッシー、ラヴェル、ハイドンの世界を是非とも堪能して頂きたい。

(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

◆カルミナ四重奏団
・1984年に結成、1987年にはパオロ・ボルチアーニ弦楽四重奏コンクールで1位なしの2位に入賞。この時審査員を務めたアマデウスSQ、ラサールSQ、スメタナSQ、アルバン・ベルクSQ、東京クヮルテットのメンバーが、受賞内容に不満を表明し、「カルミナ四重奏団こそは第一級のクヮルテットである」と評した異例の「証明書」を出した。以来、ヨーロッパ諸国、アメリカ、日本などの世界中で公演を行い、各地で絶賛されている。聴きなれた作品から常に新鮮な魅力を引き出す優れた音楽性は比類ない。

◆クイケン四重奏団
・古楽器による弦楽四重奏団。クラシック界の確固たる一分野となったピリオド楽器演奏の至宝であるシギスヴァルトとヴィーラントのクイケン兄弟を軸に、ラ・プティット・バンドの主要メンバーであるマーレーン・ティアースとフランソワ・フェルナンデスを加えて1986年に創設された。オリジナル楽器ならではの純正でニュアンスに富んだ響きは、レパートリーの中心となるハイドン、モーツァルトといった古典派の作品に新たな光りを当て、モダン楽器によるではともすると埋もれがちな曲の構造、声部の絡みを鮮やかに再現する。

問い合わせ先
コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社
(DENON)
п@03-3584-8111
FAX 03-3584-5176

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