資料的価値も高いプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ全集が発売

公開日 2003/02/17 17:08
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『プロコフィエフ/ヴァイオリン・ソナタ第1番他』(OVCL-00099) 
●株式会社オクタヴィア・レコード2月19日よりEXTON・プロコフィエフ没後50周年記念企画として、日本を代表するヴァイオリニスト久保田巧と、幻のピアニストとして知られるヴァディム・サハロフによる『プロコフィエフ/ヴァイオリン・ソナタ全集』を発売した。本作は1984年、1位を出さないことで有名なミュンヘン国際コンクールで優勝した久保田巧のEXTONデビュー盤である。また、水戸室内管弦楽団のコンサートミストレスを務めるなど、意欲的な活動を続ける久保田巧が1998年来、デュオを組んでいるヴァディム・サハロフとの初のCDでもある。
今回のヴァイオリン・ソナタ全集は近年注目されている「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」を含めてあり、大変資料的価値も高いものとなっている。ヴァイオリン・ソナタ史上まれに見る傑作といわれる第1番では、まさに世界大戦真っ只中の時勢を表した陰鬱な雰囲気を赤裸々に描ききっているという。資料的価値も高い本作をお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

【タイトル】『プロコフィエフ/ヴァイオリン・ソナタ第1番 へ短調 ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調』
【演奏者】久保田巧(ヴァイオリン)ヴァディム・サハロフ(ピアノ)
【録音】2002年12月2〜4日山梨・韮崎市文化ホール“Breeze”大ホールにて収録
【品番】OVCL-00099 
【価格】¥3,000

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