いーぐる後藤氏のジャズ関連著作が文庫で発刊!

公開日 2002/07/19 18:26
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後藤雅洋著・宝島社文庫『天才たちのジャズ』
●「日常」から精神を飛躍させるジャズとはどんな音楽なのか、どう聴けばいいのか。東京・四谷のジャズ喫茶「いーぐる」のマスターにして、ジャズ界屈指の論客でもある後藤雅洋氏が解き明かす、ジャズの本質が凝縮された一冊がこのほど文庫本化された。単行本、「ジャイアンツ・オブ・ジャズ」を改訂・改題した、宝島社文庫『天才たちのジャズ』がそれだ。

後藤雅洋氏がここで説くジャズの聴き方テクニックは、一昔前の精神論ではなく、ジャズ通を目指す人からベテランまで、効率的なジャズの楽しみ方を可能にし、理解を深めてくれるものだ。その本質は――。ジャズは「人で聴く」ものだ。さまざまなミュージシャンの「個性」を聴くものだ。「演奏」こそがすべてなのだ。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●主な内容

ジャズとは何か―
パーカー、マイルスをはじめ 20 ( +2 )名の巨人たちの音楽を徹底分析!

ジャズがわかる!「ジャズの聴き方・聴きどころ」

巨人 20 名の“音の力”に迫る渾身のガイド。入門者から「ジャズ通」をめざすファンまで、必携・必読!
必聴盤 146 枚解説付!

チャーリー・パーカー 即興演奏によるジャズの改革者
マイルス・デイビス  “モダン・ジャズ”の実質的先導者
ジョン・コルトレーン ジャズに観念性を持ち込んだ巨人
バド・パウエル 存在の闇を抱えた天才ピアニスト
セロニアス・モンク 理性と感覚の調和を図る偉大な音楽家
ビル・エバンス ジャズの価値にすべてを賭けた演奏者
ソニー・ロリンズ だれも真似できない“歌うアドリブ”
クリフォード・ブラウン トランペッターの理想系
エリック・ドルフィー ジャズの“もう一つの可能性”を秘めた男
オーネット・コールマン 感覚の再組織を実現した変革者
アート・ペッパー 情緒的語り口のスタイリスト
リー・コニック  “クール”なインプロバイザー
ジャッキー・マクリーン  “ハード・バップ”を代表するアルティスト
ハンク・モブレー マニア好み、隠れた魅力のテナーマン
ローランド・カーク  “音”ですべてを表現するミュージシャン
ウエイン・ショーター 音楽の“鳴り”で勝負が決まる
ハービー・ハンコック ジャズ新時代の開拓者
チック・コリア 時代の空気とともに歩む音楽
キース・ジャレット ジャンルを超えるマルチ・プレイヤー
ウイントン・マルサリス ジャズの伝統を取り違えた才人
ジョン・ゾーン&スティーブ・コールマン 困難なジャズ状況に立ち向かう二つの戦略

●書籍名:天才たちのジャズ
●著者:後藤雅洋
●定価:本体657円+税
●ISBN:4-7966-2775-8
●発売日:2002年6月24日
●発行所:(株)宝島社
     東京都千代田区一番町25、TEL03-3234-4621

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