松下電子部品がホログラフィック調に輝く振動板を持つスピーカーを製品化

公開日 2002/07/10 18:12
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●松下電子部品(株)はホログラフィック調に輝く振動板をもつ「HGSD(Holographic Surface Design)スピーカ」を製品化した。同社は昨今、デザイン重視の市場ニーズが高まり、オーディオ業界を中心にホログラフィック調のデザインをもつ製品開発が進む現状を受け、今回の製品化に踏み切ったと伝えている。

今回の製品では、光の波長により回折光の角度が変わる回折現象(光の干渉)を利用し多種多様なホログラフィック調を醸し出すことができる独自の超精密加工技術を開発。これは射出成型金型の製品成型部の表面に、ナノ(n:10億分の1)オーダーの凹凸(溝)を均一ピッチで精密加工する技術である。本技術の採用により、射出成型後の振動板表面に、700n(0.7μm)〜2000n(2.0μm)のナノオーダーの凹凸を超精密に転写することが可能となり、ホログラフィック調に輝く振動板をもつ「HGSDスピーカ」の製品化に業界で初めて成功した。

また本製品では、超精密加工技術を採用した射出成型工法で振動板を作製できるため、曲面形状の振動板であってもナノオ−ダ−の凹凸形状を施すことができる。これにより、スピ−カ形状の自由度が飛躍的に向上し、ツィータ用の小口径からウーハー用の大口径まで様々な用途に対応が可能になる。さらに加工シ−トが不要となるため、重量負荷による影響が無く、高い音圧レベルを確保、音質劣化がなく高音質化が実現される。

同社は今回製品化される「HGSD」を、Panasonicブランドにおけるホームオーディオ製品、カーオーディオ製品にて積極的に採用していく模様である。

【HGSDスピーカ基本仕様(直径6cmの場合)】

●再生帯域:1.5KHz〜20KHz(-10dB)
●定格入力:60 W (ネットワーク付き)
●定格インピーダンス:6±0.9Ω (4KHz, 1V)
●出力音圧レベル:87±2dB (2.45V, 1.0m)
●質量:80g
●外形寸法(参考) :62×62×27mm

(Phile-web編集部)

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