大卵、小卵の試聴会、好評を博す

公開日 2001/04/12 14:44
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●富士通テンの“卵形スピーカー”、『ECLIPSE TD』タイムドメインシステムが、
4月20日の発売に向けていま、各地の販売店などにて試聴会を開催している。

やはりオーディオ機器は、写真から見る斬新な外観イメージや技術的裏付けばかりではなく、
実際の音の魅力を自らの耳で試してみることが一番大切となる。
試聴スペースに今回の新製品がセットされている身近な販売店に出向いて、
ぜひこのスピーカーシステムを体験してみてほしい。

●以下、秋葉原で開催された試聴会を簡単にレポート

先般、秋葉原のコイズミ無線にて定期的に開催されている公開講座「江川三郎実験室」にて、
製品発表会を終えたばかりの試聴機を用いて早々に聴く機会が設けられた。

雨天にもかかわらず、午後6時の開始前から大勢の聴衆が集まり、
“おお、卵だ”“これが卵、なるほど”など、口々に感嘆の声が挙がる。
いつにも増してかなりの盛況で、定員の20名以上が訪れてあっという間に満席となったのは、
やはりタイムドメイン理論による新製品への期待のほどが伺われた。

進行は、オーディオ評論家の江川三郎氏で、富士通テンのタイムドメイン事業推進部からは
田井氏と小脇氏が参加。解説を挟みながら、各自の持ち寄ったCDで試聴が進められた。

この公開講座は、日頃から音には厳しいオーディオファンたちの集まる会合で、
自らの厳選した愛聴盤をそれぞれが持ち寄り、良くない製品はバッサリと切って落とされる
こともあるほど。そんな人たちが今回の新製品の正確な再現性に驚き、
ベストポジションであるスピーカー中央の位置を体験するために、
自主的に席を替わって代わる代わる試聴を繰り返す。

スピーカースタンドを交換したり、ケーブルを調節したり。さらには、「ECLIPSE TD」システムの
母体となった、富士通のパソコン用タイムドメインスピーカー“小卵”も飛び入りで鳴らし、
卵形スピーカーシステムの素晴らしさを確認した。

参加者から「ECLIPSE TD」システムを聴いた音の感想として、
「この表現は、カメラでいうと、正確なレンズと同じだな」
という感想が出ていたのが印象的。実際、イベントスペースの隅の方でも
ケーブルなどの配置を変えたことの音質変化が非常によく分かった。
音には厳しいオーディオファンも正確な再現性に驚き、
新しいシステムの優れた性能に満足していた。

●『ECLIPSE TD』
512  (12cmスピーカー) \100,000/1台
A502 (ステレオアンプ) \100,000/1台
508PA (8cmスピーカーペア&ステレオアンプ) \100,000
D1  (スピーカースタンド) \35,000/1台

各地での試聴会スケジュール、取り扱い販売店、購入方法など、
製品詳細は、下記ホームページを参照してほしい。

なお、5月21日発売の次号、季刊オーディオアクセサリー誌101号にて
詳しい音質試聴レポートを掲載する予定なので、お楽しみに。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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