ケーブルブランド探訪記(AUDIOQUEST編 その8)

公開日 2000/12/12 09:54
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史上最高のスピーカーケーブルをご紹介!

●第8回目はオーディオクエスト社の最上級スピーカーケーブル4モデルをご紹介する。この4モデルはともに反転二重らせんハイパーリッツ線構造で、SST(複数サイズの導体を組み合わせることで、特有のクセが発生するのを防ぎ、ひずみを減少させる仕組)を採用し、シングルでもバイワイヤでもどちらの使用でも最適な構造となっている。

 この4モデルはその導体素材によってランク付けが決まっているのでSPECをご参照いただきたい。また、『ケーブル大全2001』(12月19日発売)でもご紹介しているのでこちらもお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

●「オーディオクラフト」社のプロフィール
米国オーディオクエスト社は、社長でケーブルデザイナーでもあるビル・ロウ氏により、設計から端子のハンダ付けに至るまでの全工程にこだわった理想的なオーディオケーブルを求めて設立させた大手ケーブルメーカーである。同社の大きな特徴はハイパーリッツ構造。直径1mm程度もしくはそれよりも細い単線を、導体1本ずつに絶縁チューブで絶縁。それを複数本らせん状にねじった構造で、撚り線の長所であるSNの高さを維持しながら、撚り線の欠点を排除している。ラインナップとしては4芯ハイパーリッツ構造のスピーカーケーブルやバランス三重構造のインターコネクトケーブル、デジタル/ビデオケーブル等が代表的モデルとなっている。


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  • ブランドAUDIOQUEST
  • 型番Caldera/Kilimanjaro/Volcano/Eve
  • 発売日発売中
  • 価格\54,000/\107,000/\302,000/\514,000(ともに1mペアの価格)
【SPEC】4モデルの導体素材・直径/導体断面積

●「Caldera(カルデラ)」
PSC+&LGC・23ミリ/5.94平方ミリ
●「Volcano(ボルケーノ)」
PSC+・23ミリ/5.94平方ミリ
●「Kilimanjaro(キリマンジャロ)」
PSS・12ミリ/3.49平方ミリ
●「Everest(エヴェレスト)」
PSS・23ミリ/5.94平方ミリ

※LGC(歪み率が最も低いOFHC)
※PSC+(PSCの上級バージョンでより純度の高い銅を採用)
※PSS(PSC技術を採用し、非常に高い硬質銀の表面を完全化)