<レポート>2000東京インターナショナルオーディオショウを見終わって

2000/10/15
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リンのブースはさり気なく、魅力的なサラウンドシステムを展開
●今年はどのメーカーを見ても、主流はサラウンドだ。アキュフェーズの6チャンネル・パワーアンプやマッキントッシュの8チャンネル・アンプなど、主だったメーカーが次々にマルチチャンネルアンプを発表しているし、スピーカーもほとんど、サラウンドを構成できるラインナップが揃っている。

それなのに、嗚呼それなのに・・・
せっかくマルチチャンネルアンプやサラウンドスピーカーシステムを展示しているのに、実際にそうした製品でサラウンドを試聴できるブースはあまり多くなかった。もっと思い切った展開を期待していたのだが…

個人的に好感を持ったブースはLINN。さり気なく、自社の魅力を十分に生かしながら、サラウンドと2chの両方を鳴らしていた。

デザイン面では、ステラヴォックスのブースに展示されていたタグ・マクラーレンの製品群。曲線とメタリックを生かしたデザインが現代的。近未来的でも保守的でもなく「現代的」と言えるデザインを高品位に実現しているメーカーは少ない。

ティアックのブースに展示されていたEKORNESのソファーの座り心地は最高だった。夕方になると歩きつかれた人たちの憩いの場と化していた。(伊藤竜太)

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