<レポート>スキャンテックで、最先端アナログサウンドをたっぷり楽しんだ

2000/10/14
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●アナログサウンドをたっぷり楽しめるのが、スキャンテック・ブースの楽しいところ。ライラの最新世代カートリッジHelikonをイメディアの最上級プレーヤーRPM Revolutionで鳴らしている。

アナログといっても昔懐かしいそれではなく、最先端の音を追求してきたのがスキャンテックの特徴。それだけに鳴らす音もデジタル世代を十分意識したものになっている。現代のアナログはこういう音がするのだと、認識を改めることになるはずだ。

スピーカーはオーディオフィジック社のカルデラがメインになっている。アンプはFMアコースティック社のFM811。リンのクライマックスも併用されている。

現代のアナログの音、といったが、それはCDの高度な解像力と情報量を備えながら、さらに緻密なトランジェントに満ちたものだ。不思議にそれはSACDやDVDオーディオの持味に近い。もうひとつコニサーのイコライザーがあるが、それはまた続きで。(井上千岳)

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