4K UHD BD『プラダを着た悪魔2』、衣装の細かな質感を味わう4K映像。ランウェイショーの音響も注目!
伊尾喜大祐4K Ultra HD Blu-rayの注目タイトルをプロの評論家が画質と音質の評価チャート付きで紹介する連載企画。今回のタイトルは現在発売中の『プラダを着た悪魔2』。画質と音質の見どころを、伊尾喜大祐氏が自宅のホームシアターで徹底的にチェックした。
『プラダを着た悪魔2』
STORY
前作から20年。ダサいセーターの新人アシスタントだったアンディは、いまや自信に満ちたジャーナリスト。しかし、舞い戻った「ランウェイ」編集部は出版不況の真っ只中。それでも女王然と振る舞うミランダ、右腕ナイジェル、高級ブランドの重役として力を得たエミリー… 四者四様の思惑が、「ランウェイ」の命運を巡って火花を散らす。雑誌メディアやハイブランドの苦境、コンサルによる人員削減など、20年分の時代の激変をも映した意欲作だ。
衣装の縫い目、生地手触りまで克明に描く4K HDR映像。ぜひ大画面で!
ファッション映画は「色が命」! その意味で本作の4K HDR映像は満点と言っていい。カジュアルからハイブラまで、あらゆるファッションを見事に着こなすアンディ、ミランダの真紅のドレス…とにかく衣装の質感描写に驚かされる。
縫い目の一本一本、生地の毛羽立ちまでもが、大画面再生では克明に浮かぶ。デジタル撮影ながらほのかに漂うグレインが心地よく、しっとりとした質感も好ましい。
Dolby Atmosの音場は、場面によって表情を一変させる。編集部の場面ではあくまで控えめに、ひとたび屋外やショー会場に出れば、街の喧騒と音楽が天井から降り注ぐ。セリフの量感はもちろん、随所で鳴り響くスマホの着信音もあまりにリアルで、何度も手元を確認したほどだ。
CH1ニューヨークの雑踏がサラウンドにあふれ、アンディをかすめるスクーターに思わず身構える。CH2ミランダがまとうドレスは、HDRならではの深い赤に注目だ。CH7ディオールのオフィスは白とベージュの繊細な階調が見もの。CH13ミラノの街並みに広がる青と緑が目に鮮やか。そしてCH15〜のクライマックス、有名デザイナーが次々登場するランウェイショーは、音楽が全方位から押し寄せる!
SPEC
●製作:2026年/米 ●ジャンル:洋画ドラマ ●監督:デヴィッド・フランケル ●出演:メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ ●本編ディスク:約119分、スコープ、Dolby Vision ●本編音声:英語Dolby Atmos、日本語Dolby Digital Plus 7.1ch ●字幕:英語、日本語、日本語吹替用 ●特典:デヴィッド・フランケル(監督)、アライン・ブロッシュ・マッケンナ(脚本)、モリー・ロジャース(衣装)による音声解説
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