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公開日 2026/04/09 06:30
【アバック/専用室シアター】映画館レベルの映像音響クオリティを目指した

4K/120型&5.1.4chシアターを貸切! 映画やライブを圧倒的な没入感で楽しめるレンタルシアター「いこまめ座」

編集部:松原ひな子

奈良県生駒市、近鉄生駒駅から徒歩7分。「珈琲」や「ぜんざい」の暖簾が揺れる小さなカフェの外壁に、ムービーカメラを模したマークがあしらわれている。店内に本格的なシアタールームを備える「MYプライベートシアター いこまめ座」の目印だ。



MYプライベートシアター いこまめ座。瑠璃色をテーマカラーとしているそうで、ガラス戸などの建具や、店内のインテリアに採り入れられている


好きな作品を持ち込んで上映中も自由に楽しめる


いこまめ座は、4K/120型スクリーンと5.1.4chサラウンドを導入したシアタールームを、朝/昼/夕/夜の時間枠で貸切できるレンタルシアター。DVD、ブルーレイ、4K Ultra HDブルーレイや、スマートフォン、タブレット、パソコン、ゲーム機、動画ストリーミング端末など、好きなコンテンツを持ち込んで作品を上映できる。


防音室のため大音量の上映だけでなく声出しも自由で、フードやドリンクの持ち込みもOK。好きな映画のリバイバル上映、ペンライトを使っての応援上映や、スポーツのプライベート・ビューイングなど、アイデア次第で使い方はさまざまだ。



店内入ってすぐの扉の奥に、約12畳のレンタルシアタールーム「いこまめ座」が


ロビースペースに併設された「まめカフェ」では、飲み物や軽食をいただきながら、これから見る映画を決めたり、映画の感想を話し合ったり。「映画が好き」という共通点だけで、まったくの他人が知り合い同士になって、次の予約をしてから帰途につくこともあるという、憩いの場だ。



カフェスペースのみの利用も可能で、通常カウンター5席、テーブルが6席を用意。こぢんまりとした空間で、知り合い同士ではなくても、自然に会話が弾むことも多いそう


レイアウトの工夫で大画面と立体音響の没入感を追求



いこまめ座は広さ12畳ほどの防音室。赤のカーペットが特別感を演出する


そんないこまめ座のインストールを手掛けたのは、アバック梅田の吉田知弘氏と板野敏明氏。一般的な映画館と比べて、プライベートに使えるという点だけではなく、映像音響のクオリティ面でも、約12畳の規模感ならではの魅力が得られるよう作り込んだ。


重視したのは映像と音響のバランスの均衡と、それによって得られる高い没入感。リクライニングシートは全10席、どの席に座っていても、画と音が対等に感じられる設計でクオリティを追求した。またシステムプランニングは、さまざまな用途での上映を想定した構成となっている。



視聴位置後方。シート2列目は10cm、3列目は20cmの段差を設けている。目的に応じて座席の配置を動かすこともできる


部屋の広さとシートの配置から、より広範囲で全体の音のバランスが確保できるとして、サラウンドは5.1.4chに。スピーカーレイアウトは、図面の段階からシートの寸法や配置を計算、シートや衣服の吸音効果も考慮した上で、最適な音響設計となるよう調整を施した。


Dolby Atmosの再生にも対応。すべて座席がリスニングエリアへきれいに収まっているが、特に一列目の中央2席は、Dolbyが定義する理想配置に近いセッティングになっている。


スピーカーは多くの映画館へ採用実績を持ち、世界シェア70%以上を誇るJBLブランドで統一。音のつながりを強化して没入感を高めた。



フロントおよびセンタースピーカー、サブウーファーはJBL “Stageシリーズ” で統一。大音量の再生に強いという米国由来の特徴を持つ




リアス/トップフロント/トップリアスピーカーはJBLの業務用ブランドJBL PROFESSIONAL「Control 23-1」を採用。高低差を設けて設置することで、Dolby Atmosへの対応と動線確保を両立


プロジェクターは、画質評価も行えるようにとネイティブ4Kの描写にこだわり、またコンテンツを選ばない映像の明るさから、ソニー「VPL-XW5000」を採用。オーナーは色が濃くフィルムライクな画づくりを気に入っているのだという。


スクリーンは部屋のサイズと視聴位置から最適な120型に。少し高めの配置とすることで、2列目以降の座席からも見やすいように配慮している。平滑性の高いパネルスクリーンは、長時間視聴にも好適だ。



ソニー独自のネイティブ4Kパネル「4K SXRDパネル」を搭載したレーザープロジェクター「VPL-XW5000」を採用




スクリーン生地は視野角の広いマットタイプ。収納ラックは工務店による造作で、機器のサイズに合わせて設計


「人と人がつながって新しいことが生まれるのが楽しみ」


オーナーの柴田さんご夫妻は「いろんな人が集まって時間を過ごすと、映画を見るだけではない楽しみも生まれる」と感じた自身の経験から、レンタルシアターの楽しみをより広く普及していきたいという思いで、いこまめ座を立ち上げたのだという。


もとより達人さんは奈良市にあるレンタルシアター「ならまちシアター 青丹座」のメンバーで、裕子さんや家族や友人と過ごしたり、新しい縁を結んだり、映画館を貸し切る遊びを大いに楽しんでいた。


セカンドライフに向けて好きなことをベースにした事業を立ち上げたいとの思いもあって、時機が訪れると、青丹座のオーナーへコンタクトを取り、正式な提携店としていこまめ座をオープン。人と人の縁をつなぐ「まちのエンタメ公民館」を目指し、裕子さんと二人三脚で展開を続けている。



代表の柴田ご夫妻、裕子さん(写真左)と達人さん(写真右)


お一人で貸し切って贅沢に映画を堪能する方はもちろん、Dolby Atmos沼の会、ホラー映画を見る会、『寅さん』鑑賞会といった、仲間を集めて作品を通した交流も楽しむ催しや、映画コンシェルジュの夏りょうこさんを招き月毎のテーマを設けて開催している定例会など、いこまめ座は多彩に親しまれている。


「大画面はもちろんですが、音の迫力や密度に驚かれる方も多いです。『家で見るのとは全然違う』と、印象に残ったシーンを教えてくださったり、もう一度再生してみなさんで確認したり、さまざまな方法で興奮と感動を伝えてくださいます」と達人さん。


映画館通いはいまも続く趣味だが、いこまめ座での上映は、ならではの没入感が感じられるのだと太鼓判を押す。



カフェのオープンラックには、ご夫婦のチョイスした作品はもちろん、映画関連書籍や、お客さんから譲り受けた作品なども並ぶ


また、映画鑑賞以外でも、いこまめ座の大画面と立体音響は活躍している。ファン同士で集まって『推し』のライブ映像を上映、グッズを並べて記念撮影したり、映画監督やセミプロ、学生が制作作品をチェックしたり、ビールとおつまみを片手に野球中継や夏フェスの配信を楽しんだりと、活躍の幅は多岐にわたる。


「私どもも驚くような反応をいただいたり、その出会いを共有していただいたりすると、お店をやってよかったと喜びもひとしおです」と微笑む裕子さん。


感動は体験から生まれる。いこまめ座での体験が、映画と人、人と人をつないで、これからも新しい縁を結んでいくだろう。その出会いに、シアターの存在は不可欠だ。まずはカフェのご利用だけでもお気軽に!





いこまめ座


奈良県生駒市東新町8-3
TEL:090-3578-1503
営業時間:9時00分 – 21時00分(完全予約制)
利用時間;朝9時00分 – 12時00分/昼12時20分 – 14時50分/夕15時10分 – 17時40分/夜18時00分 – 21時00分
定休日:月曜日、不定休




(撮影:佐藤日出夫)


いこまめ座シアター概要


HOME THEATER DATA ●住宅形態:戸建(店舗)/リノベーション ●シアターの広さ:約11.6畳 ●画面サイズ:120型 ●サウンド:5.1.4ch ●インストール内容:システムプランニング、機器設置ほか


SYSTEM LIST ●プロジェクター:ソニー VPL-XW5000 ●スクリーン:キクチ GPA-120HDW ●Ultra HDブルーレイプレーヤー:ソニー UBP-X800M2 ●AVアンプ:デノン AVR-X3800H ●フロントスピーカー:JBL Stage A180 ●センタースピーカー:JBL Stage A125C ●サラウンドスピーカー:JBL PROFESSIONAL Control 23-1 ●トップフロントスピーカー:JBL PROFESSIONAL Control 23-1 ●トップリアスピーカー:JBL PROFESSIONAL Control 23-1 ●サブウーファー:JBL Stage A100P ●動画ストリーミング端末:Amazon Fire TV Stick 4K Max


INSTALL SHOP/INSTALLER





アバック梅田


大阪府大阪市北区太融寺町2-11ジ・アドレス梅田1F
TEL:06-6949-8726
営業時間:11時00分 – 19時00分(予約推奨)
定休日:火曜日、水曜日
ホームシアターの視聴室:あり





プランニングを担当した吉田知弘氏(写真左)/インストールを担当した板野敏明氏(写真右)

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