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公開日 2026/07/09 09:07
完全密閉構造で高遮音性と耐久性を両立

ソニー、“とにかく耳から落ちない”高遮音ステージモニター「IER-M500」

編集部:成藤正宣

ソニーマーケティングは、ミュージシャンやアーティストがステージ上で使用することを想定した高い装着安定性/遮音性を備えたインイヤーモニター(IEM)「IER-M500」を、8月28日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場では税込20,000円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/レッド&ブルー/クリアの3色展開。



「IER-M500」ブラック/レッド&ブルー/クリア


ステージ上で自分やメンバーの演奏を確認したり、音程やタイミングの基準を取るために用いられるIEMとして、歌唱や激しいパフォーマンス中でも耳から外れて落ちることのない「装着安定性」、ステージ上の轟音から耳を守りモニター音のみに集中できる「遮音性」と「音質」、汗の内部への侵入やケーブル断線などで故障しにくい「耐久性」を徹底追求した、ステージ/ライブパフォーマンス専用設計の有線イヤホン。



ステージモニター用途に特化して設計


IEMには大きく分けて、装着にイヤーピースを用いる「ユニバーサルIEM」と、耳型からオーダーメイドで制作する「カスタムIEM」の2種類が存在する。ユニバーサルIEMは装着が手軽かつカスタムIEMより安価で、入手性にも優れるという長所があるが、歌唱のため口の開け閉めを繰り返したり、激しいパフォーマンスを行ううちに耳から外れて落ちてしまう事例が後を絶たないという。


そこで本モデルでは、同社のノウハウを活用してユニバーサルでありながらカスタムIEMに匹敵する装着安定性を追求。ステージ上で、常に信頼できるモニター音を届け続けることをテーマに据えたとしている。


とにかく耳から落ちない、強固な装着性


装着安定性を高めるための設計として、筐体は耳の形状にフィットする「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」を採用。加えて、新開発のシリコン製パーツ「フィッティングサポーター」を装備。フィッティングサポーターは羽状の部位によって耳のくぼみ(耳甲介)を押さえる設計で、羽の大きさが異なるXS/S/M/L/XLの5サイズを同梱する。



本体カラーに合わせた5サイズのフィッティングサポーターが同梱


さらに、ケーブルの根本には柔軟に曲がるイヤーハンガーを備え、耳のカーブへピッタリと沿うように追従。ケーブルを襟元などに固定するクリップも同梱する。そしてイヤーピースにはソニー独自の発泡ポリウレタンフォーム製イヤーピース「ノイズアイソレーションイヤーピース」を採用し、遮音性とともに安定性も高めた。



ノイズアイソレーションイヤーピースは4サイズ(XS/S/M/L)が同梱


開発時には様々なアーティストに実際に着用してもらい、音質や装着安定性を検証。特に、「激しいパフォーマンス」「耳が小さい」「長い髪の毛と干渉する」という点で非常にイヤモニが外れやすいアイドルグループの試着においても、充分な装着安定性を発揮したとのことだ。



装着例


5mmダイナミックドライバーで高遮音の「完全密閉構造」を実現


ドライバーユニットは、ソニーの高音質ノウハウを活かした5mmのダイナミック型を搭載。大型の内部音響空間(アコースティックチャンバー)と組み合わせることで、小型ドライバーでありながら深みのある低域再生と、伸びやかでも耳に刺さらない高域再生を兼ね備えたという。



5mmダイナミックドライバーを搭載


またチューニングにおいては、近年ソニーが推進するアーティストやエンジニアとの“共創”を継続。本モデルでは、IEMを用いたモニタリングシステムの取り扱いを専門とするエンジニアのNoel Edwards(ノエル・エドワーズ)氏らからフィードバックを受け、ステージ/ライブ用IEMとして最適な音質に落とし込んだ。


この結果、ボーカル、ギター、ベース、ドラムスなど、さまざまな音域の各パートのサウンドを正確にモニターすることができ、かつ長時間でも聴き疲れしにくいサウンドを実現したとしている。



Noel Edwards氏


さらに本モデルでは、外部との通気孔を一切排した「完全密閉構造」を実現、遮音性を大幅に高めた。


一般的にダイナミックドライバーでは、耳の中の空気圧により振動板の動きが妨げられたり変形したりすることを避けるため、空気圧を逃がす通気孔などが設けられることが多く、これが遮音性を損なう要因となる。本モデルでは、振動板を変形しにくい形状に工夫したり、内部に充分な容積を確保することで、完全密閉構造を実現したとのこと。



外部との通気孔がない完全密閉構造を実現


耐久性、左右の視認性なども「実戦向け」設計


上述の完全密閉設計により、トラブルの原因となる内部への汗の侵入のリスクを低減。音導管も太く、ノイズアイソレーションイヤーピース先端に取り付けられたメッシュフィルターと組み合わさることにより、汗や異物による詰まりを抑制している。ケーブルコネクターもMMCXをベースとした独自の形状としており、耐久性や接続の確実性を高めている。



金属の端子部分はMMCXだが、周囲を独自形状とすることで耐久性を高めている


付属ケーブルは長さ約1.6mで、プラグはL字型の3.5mmステレオミニを採用。コネクター部の根本は左右それぞれ赤/青で色分けすることで、素早く左右の判別がつけられるようにした。


カラーバリエーションに関しても、目立ちにくいブラック/クリアに加え、左右で色が違うレッド&ブルーを用意し、素早い装着を重視するニーズに応えている。


インピーダンスは16Ω、感度は103dB。ケーブルをのぞく本体質量は約6.9g。


 

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