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公開日 2025/12/09 10:57
ワーナーの全事業を対象に

パラマウント、ワーナーに買収提案。Netflixを上回る金額で公開買付

編集部:小野佳希


パラマウント・スカイダンスは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーに対して、買収を提案したと発表。ワーナーの株主に対して1株30ドルでの現金による公開買付を開始した。


ワーナーの買収についてはNetflixとの間で合意に至ったことが先日発表されているが、パラマウントの今回の提案による企業価値は1,084億ドルに相当し、Netflixによる買収額を上回る。


また、Netflixはスタジオやストリーミングサービス部門などワーナーの一部を対象にした買収であるのに対し、パラマウントはケーブルテレビ事業やニュース専門テレビ局のCNNなども含めたワーナーの全事業を買収する内容になっている。



さらに、Netflixの買収案は現金と株式混合での支払いであるのに対し、パラマウントは全額を現金で支払うと提案。Netflixの買収案は1株あたり23.25ドルの現金と4.5ドルの株という合計27.75ドルの支払いで、株価は変動する不確実なものであることから、これを上回る1株30ドルを全額現金で支払う提案のほうが、株主にとってメリットが大きいとパラマウントはアピールしている。


なお、ワーナーの9月10日時点での株価は1株12.54ドルであるため、パラマウントは139%のプレミアをつけた価格で公開買付を行う計算となる。


さらに、パラマウントでは、Netflixがワーナーを買収した場合、サブスクリプション型動画配信サービスのシェアが43%になり、市場独占によってユーザーの利用料金値上げ、およびコンテンツ制作者や出演者への報酬低下、映画館の業績低下につながるリスクがあると指摘。一方でパラマウントの提案は業界の競争を促進するものであるため、規制当局の承認も迅速に得られるという見通しを示している。


なおパラマウントは、WBDとパラマウントの中核をなすクリエイティブ部門の成長に投資することを強調。「両社のスタジオ体制を維持するとともに、世界トップクラスのクリエイティブ人材の獲得・維持に注力」する、としている。

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