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Kinera、ゲーミングイヤモニ「Yaksha」。4ドライバー構成で迫力とスピード感を演出
編集部:原田郁未ミミソラは、同社取り扱いブランドKineraから、CelestシリーズのゲーミングIEM(インイヤーモニター)「Yaksha」を12月6日に発売する。オープン価格で、市場想定販売価格は税込26,400円前後。
ドライバーは、8mmカスタムダイナミックドライバー(低域)、10mm LCPダイナミックドライバー(低中域〜中域)、Knowles製RAN-62462複合バランスドアーマチュア(中域〜高域)、マイクロプレーナーマグネティックドライバー(高域〜超高域)の4基構成。磁気回路の最適化を図った新世代ダイナミックドライバーにより、深い低域と優れたレスポンスのほか、LCP振動板ドライバーが中域の解像度と自然なトーン形成を担うという。
さらにKnowles BAは密度感のあるボーカル表現に寄与し、プレーナーマグネティックユニットが広がりと繊細なディテールを生むという。これらの特性の異なるユニットを複雑に組み合わせたことで、没入感を高める立体的な音場をアピールする。
チューニングはハーマンカーブを基軸としながら、インド神話の守護神であるYakshaをモチーフに、“獰猛さ”と“慈悲深さ”という相反するイメージを音響デザインに落とし込んだという。ダイナミックさとスピード感を兼ね備えつつ、高域の伸びと静寂のコントラストを強調し、ゲームプレイに必要な定位感と没入感を両立したとする。
付属するリケーブル「RUYI」はブームマイク付きのゲーミング仕様で、3.5?接続に対応。高純度OFCコアを採用し、干渉を抑えながら高精度の信号伝送を実現するという。16本×6本×0.08mmのOFCワイヤーを手編みした構造で、臨場感や低域表現の向上に寄与するとしている。
また0.78mm 2pin端子により交換も容易で、他のIEMでも使用可能。マイクは広帯域・高感度の無指向性仕様で、オンライン通話やストリーミングにも適するという。ケーブルスリーブは柔らかいPVC素材で、取り回しの良さと耐久性を両立したとする。イヤーフックは人間工学に基づく高弾性タイプで安定した装着感を確保したという。
主なスペックは、再生周波数帯域が5Hz〜20kHz、インピーダンスは12Ω、感度は105dBで、2DD+1BA+1MPD構成を採用する。そのほか、同梱物として本体とリケーブルのほか、3サイズのカスタムシリコンイヤーチップ、収納ケース、クリーニングクロス、ユーザーマニュアルなどが付属する。