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公開日 2019/07/26 06:30
驚きの規模とスピード感

テレビ年間1,800万台販売、ハイセンス開発・生産拠点を訪ねてわかった“躍進の理由”

編集部:風間雄介(Yusuke Kazama)

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テレビを年間1,800万台販売し、グローバルでベスト3のシェアを争う超大規模メーカー、ハイセンス。今回、中国にある本社、そして高品位な製品を大量に作っている最先端の工場を訪ねた。

港湾都市、青島に拠点。今年が創業50年

ハイセンス本社は、中国の山東省、青島(チンタオ)の中心部にある。青島ビールで世界的に有名なこの都市は、港湾都市として栄えており、周辺地域もあわせた人口規模は1,000万人を超える。

ハイセンス本社ビル(写真はハイセンス提供)

青島は大きな港があるため、貿易も盛んだ。グローバル企業であるハイセンスが、この地に本社や工場を構えている背景には、そういう理由もある。

さて、ハイセンスが創業したのは1969年にさかのぼる。つまり今年は、同社創業50周年にあたる。ハイセンス本社は25階建ての高層ビルだが、うちワンフロアがショールームになっており、50年前の創業当時に作られたラジオやテレビが置かれていたり、50年の歴史を辿ることができる。一方で、最新機器や最新のソリューションも大量に展示されており、ハイセンスの今とこれからを一堂に見ることができる。

ショールームの入り口では巨大ディスプレイがお出迎え

創業当時に作られたテレビ


こちらは2018年発売の「U9D」。5,000以上のエリア分割を行うローカルディミング駆動技術を備えている

こちらは、日本では発売していないレーザーTV。レーザー光源のプロジェクション部と特殊なスクリーンを組み合わせ、明るい環境でも鮮明な映像を実現
日本ではハイセンスと言えばテレビのイメージが強いが、デザイン性が非常に高いヨーロッパの白物家電ブランドを傘下に収めていたりなど、白物家電のラインナップは非常に豊富だ。そして近年、BtoB事業も同社の利益に大きく貢献しているとのことで、遠隔医療や都市交通のインフラなどまで、事業領域を大きく広げている。幅広い事業展開で存在感を高めているのだ。

遠隔操作や指示により手術を成功に導く技術も開発

都市交通のインフラ機能はすでにいくつもの都市で実際に使われている

なおハイセンスジャパンでは2019年9月30日まで、4Kチューナー内蔵テレビ(一部機種を除く)を購入すると、ドルビーアトモス対応機種を含めたシアターサウンドシステムが510名に当たる、50周年記念4Kチューナー内蔵テレビおすすめキャンペーンを開催している。ハイセンスのテレビに興味がある方は、ぜひチェックしてみて欲しい。

技術開発・商品開発を行うR&Dセンターを訪問

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