トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > オーディオニュース

公開日 2016/10/21 19:26
スタイラスの偏心やカンチレバーの曲がり等に対応

KUZMA、アジマス調整機構装備の4点軸受トーンアーム「4POINT」

編集部:小野佳希
シーエスフィールドは、スロベニア・KUZMA(クズマ)ブランドの新製品として、アジマス調整機構(ラテラル・バランス調整)を持つトーンアーム「4POINT」を年11月1日に発売する。 RCAボックスありを998,000円(税抜)、 RCAボックスなしを950,000円(税抜)で販売する。

4POINT

高さ調整だけでなく、スタイラスの偏心やカンチレバーの曲がり等に対応するアジマス調整機構(ラテラル・バランス調整)を装備。ベアリングは4点で構成され、ガタのない精密な動きを可能にしているという。

新設計の核心部は独自の4点軸受で、一組目の2点は単軸受のようにトーンアームの垂直方向の動きを、二組目の2点の軸受は水平方向の動きをコントロールする。軸受の全4点は動作のすべての段階において最小限の摩擦とゼロ・プレイ(遊びなし)を実現し、カートリッジの環境およびカートリッジ事態が極めて低い摩擦と最小限の振動でLPの溝をたどることを可能にしたとしている。

レコード盤の厚みの差に起因するVTA(ヴァーティカル・トラッキング・アングル)の誤差を修正するVTA調整機能を搭載。

同レーベルのディスクなのにA盤はOKだがB盤は駄目などというケースの場合、これはアームの高さによる現象であると解明したとのこと。ディスクの厚みは製造された年式、各メーカーによって様々であり、この厚みの差、そしてこれに起因するVTAの誤差が、50μで音質の変化が起こり、100μでは音場の再現性が不明瞭になるという。

この問題に対処するため、「非常に正確なVTA調整機能を搭載した」と説明。トーンアームが静止状態でもレコード再生中でもVTAの微調整が可能。

ヘッドシェルは脱着可能。カートリッジピンを含むアーム配線は単一の引き回しで一切中断されないまま、アレンキーでアームチューブからヘッドシェルを取外すことができる。

内部配線には銀配合の特殊合金を使用。単一で継ぎ目のない4本のワイヤーがカートリッジピンから端子ボックス、RCAコネクターまで通っている。同時にもう一組の4本のワイヤーがカートリッジピンから端子ボックスの中へ、メスのロジウムRCAコネクターまで通っている。これにより、端子ボックスとプリアンプのフォの入力との間に他のトーンアームケーブルを使用することも可能。

実効長は280mmで、取り付け距離は212mm。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB