PR 公開日 2023/09/09 07:00

“自分好みの音”がする低遅延ワイヤレスヘッドホン!コルセア「HS80 MAX WIRELESS」がエンタメ性能抜群

ドルビーアトモス対応で映像視聴にも実力を発揮

■距離感も方向感も把握しやすい。映像と感覚がシンクロする立体音響に感激



早速、付属ドングルをPCに接続し、HS80 MAX WIRELESSを試していこう。最初にSoundIDで自分に合ったサウンドに調整する。iCUEからSoundIDのテストをスタートし、聞こえレベルをチェック。徐々に音が大きくなっていくので聞こえたらボタンをクリックする。続けて、左右の耳それぞれで音域ごとに信号音が出るので聞こえれば「+」を、聞こえなければ「−」を押す。最後はサンプル曲を選び、バランスの異なる「A」「B」2種類のパターンから、好みの方を選んでいく。所要時間は5分程度。結果も表示でき、気に入らなければ再測定も可能だ。

SoundIDでは5分程度の測定を行うことで、自身の聴覚に合わせたチューニングが適用できる

調整後、様々なジャンルの音楽で素の再生力を確かめた。情報量が豊かで粒立ちのよい、クリアなサウンドが耳に飛び込んで来る。解像度が高く音の立ち上がりから消え際まで音像が明瞭。高域で音像がつぶれやすいクラッシュシンバルやアコースティックギターの弦をこする音もパキッとして小気味よく、曖昧さがない。全体的に余裕を持った再生で、バランスは極めてフラット。中域は瑞々しく実在感がある。人の声はすぐ近くから聴こえてくる用にリアルだ。低域は重さと粘りがありつつも、主張しすぎることなくサウンドを支える。素の再生力は、オーディオ向けヘッドホンに引けを取らないハイクオリティといえる。

PCゲームは人気のFPSタイトル『ヘイロー・インフィニット』から、敵と味方に分かれ、武器で戦いながら相手陣地の旗を取り合う「マルチプレイ」を遊んだ。フィールドは死角が多く、相手の位置を把握するのに音の情報が頼り。音像と定位が正確なため柱の奥、左の岩陰といった具合に音の位置が手に取るように分かる。また、音の距離感が絶妙なバランスで、例えば、右の柱のすぐ後ろから音が出ており、その奥の遠くにももう一人いるといったような、奥行きを伴う音の聞き分けも可能だった。ボイスチャットも試したが、相手からは「音が安定して揺らぎが少なく、相対して話している感じに近い穏やかな声」と好評だった。

ブームマイクは可動域が広く、フリップミュートに対応するため、とっさに消音することができるのも嬉しい

続けてドルビーアトモスのサウンドも試してみよう。これには準備が必要だ。まず、Microsoft Storeから「ドルビーアクセス」アプリをインストール。Windows 11の「サウンドの設定」にある「HS80 MAX WIRELESS」に移動し、「立体音響」項目で「Dolby Atmos for Headphone」を選択。ドルビーアトモス対応ゲームでもある『ヘイロー・インフィニット』を再度プレイする。

その違いは明らか。デフォルト設定では、やや高さはあるものの、耳や目の高さに帯状に音が集中していたのに対し、ドルビーアトモスだと頭全体に音が響いている感覚だ。当然、縦方向の音がよく分かるようになり、建物の上で移動するキャラクターや手榴弾のような武器が飛んでくる音まで把握しやすくなった。空間の中にいる感覚が高まり、攻撃される恐怖感が倍増した。

次はドングルをPS5の正面にあるUSB A端子に挿して『Returnal』をプレイする。本ゲームは最初から立体音響をオンにした。これまで遊んでいた、テレビのスピーカーとは比べものにならないほど、HS80 MAX WIRELESSの方が音の情報量が多い。数分プレイして驚いたのが、音の距離感と映像がシンクロしていたこと。プレーヤーが宇宙服のようなスーツを着ており音声はヘルメットの中から、外音はゲーム視点でナチュラルにと、音の位置がはっきりと分かれていた。外音と音声が混ざると、自分の存在がより明確になり、あたかもそこにいるような感覚になる。

戦闘時の音の定位や距離感も素晴らしい。正面の敵と対峙していると銃声や敵の発する声が大きく聞こえる。そんな中でも、画面外から草むらを掻き分けて左斜め後ろに近づいてくるのを音で把握できた。同じ場面で試しにテレビのスピーカーに戻したら、音の情報が減りプレイの質が大幅に落ちてしまった。

今度はスマホで楽しもう。iPhone14とBluetoothでペアリングし、アプリ版の『ドラゴンクエスト5』を起動する。タイトル画面の「序曲」で耳と心がグッと掴まれる。聴き慣れた曲ではあるが、普段聴いているイヤホンより数段音が分厚い。色々な曲を聴いて見たくなり、城や街、洞窟など様々な場所を探索してみたが、音の距離感が適度で、ドラクエの楽しみの一つである音楽を自然に楽しめる。思い出のBGMに浸りながら世界観に没頭するのにHS80 MAX WIRELESSはピッタリのアイテムだ。

最後にテレビに接続したPS5から、Netflixの映像を再生した。視聴したのは『トップガン マーヴェリック』。ドルビーアトモス対応作品だが、PS5からは5.1chサラウンドでの再生となる。それでも迫力は十分。ダイナミックレンジが広く、冒頭の空母から戦闘機が発進するシーンでは、爆音が頭内を駆け巡る。暗騒音がほとんどないのも映画視聴と相性がよいポイント。会話シーンでは音の粒立ちがよいこともあり、セリフがスッと入ってくる。HS80 MAX WIRELESSなら、映像とサウンドに真摯に向き合いやすいだろう。

ゲームプレイはもちろん、音楽リスニングや映像鑑賞などオールラウンダーに活躍できる

HS80 MAX WIRELESSは、素の音質の良さを武器に、定位や表現力に長けた立体音響を再現してくれる。ゲームへの没入感が高まる体験を通して、クリエイター達が届けたかった作品の本質的な面白さに迫れたように思う。ゲームのみならず、音楽も映像も高品質で楽しめる点も好印象で、エンターテインメント性に優れたヘッドセットといえるだろう。ゲーミングヘッドセットは、情報が少なく選ぶのが難しいアイテムだが、本製品を買っておけば間違いない。きっとゲームの楽しみを底上げしてくれるはずだ。



(提供:CORSAIR)

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「スマホ新法」が12月18日施行へ。アップルへの影響は? ユーザー体験はどう変わる?
2 故障したオーディオ機器でも高値買取!「オーディオサウンド」の自社修理工房担当者の話す“一番多い故障箇所”とは
3 住まいに溶け込み毎日つかえる、エプソンの新世代3in1プロジェクター「EF-72」は期待を超える充実ぶり!
4 技術と音楽的感性の結晶。aurenderの“戦略モデル” 最新ネットワークプレーヤー「A1000」を聴く
5 北欧の名匠・DALIの新たなる挑戦。最新スピーカー「EPIKORE」シリーズを評論家6名がクロスレビュー
6 Fyne Audio、6インチ口径ユニットを用いたフロア型スピーカー「F501S」。従来機からドライバーなど刷新
7 HiBy Digital、初音ミクコラボの限定DAP「M500 Hatsune Miku Edition」。2026年1月下旬発売
8 <ポタフェス>Meze Audio&スタックスの名機が再登場!/BLUESOUNDが高音質ストリーミングをデモ
9 美しさも利便性も妥協なし! 木のぬくもり溢れるLDKにホームシアターをビルトイン
10 <ポタフェス>ビクター「WOOD Master」試聴に長蛇の列/ソニー、1000Xシリーズやモニターヘッドホンなど多彩な展示
12/16 11:06 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX