公開日 2017/06/14 11:28

“エントリー” に収まらないサウンド 。HEOSにも対応したデノンAVアンプ「AVR-X1400H」をチェック

DAC刷新など音質も強化
デノンのAVアンプのエントリーモデル「AVR-X1000番台」は、充実した機能性と優れたサウンドで近年高い評価を得てきた。今回、「AVR-X1300W」の後継機として、最新モデル「AVR-X1400H」が登場した。新DACの採用などで音質を高め、HEOSによるネットワーク音楽再生にも対応と、進化を一歩進めた本機の実力を鴻池賢三氏がレビューする。

「AVR-X1400H」¥59,500(税抜)

新DAC採用・回路刷新で音質強化、新たにHEOS機能も搭載

本機「AVR-X1400H」は、昨年モデル「AVR-X1300W」(関連ニュース)の後継にあたるエントリークラスの7.2ch対応AVアンプである。

最大の進化は、デノン独自のネットワーク音楽再生システム「HEOSテクノロジー」への対応で、LANを利用した高機能なマルチルーム配信が可能になった。音楽ストリーミングサービスやネットワークオーディオなど、新しいリスニングスタイルの楽しみ方をより広げてくれる「新時代のオーディオ機器」として機能が強化されたというわけだ。

もちろんAVアンプとしての基本機能も抜かりない。7chのパワーアンプを搭載し、ドルビーアトモスおよびDTS:Xをデコードして最大「5.1.2」chのイマーシブオーディオ再生に対応。HDMI入出力は4K/60p、BT.2020やHDR10など、Ultra HD Blu-rayで採用されている信号にフル対応する。さらにHLGといった最新規格にも2017年秋を目処にアップデート対応予定など、将来にわたっても安心できる充実内容だ。

音質面ではデジタル系を刷新。2017年 AVアンプのサウンドコンセプト「Make it spectacular and magnificent(エネルギッシュで壮大なサウンドへ)」に基づき、先行した上位モデル「AVR-X6300H」(関連ニュース)、「AVR-X4300H」(関連ニュース)に迫るべく、サウンドマネージャーの山内慎一氏が徹底した音質チューニングを行った。エントリー機と思えないその注力ぶりは、内容からも音からも窺うことができる。

AVR-X1400Hの内部

中でもDACチップの変更はトピックで、従来のバー・ブラウン製192kHz/24bit対応DACから、AVR-X6300H/AVR-X4300Hで採用されているAKM(旭化成エレクトロニクス)の32bit対応8chDAC「AK4458VN」に置換。本機では1基使いと上位モデル(2基使用)に対して差異はあるが、注目すべきポイントだ。

もう1つの大きな変化は、プリアンプ/ボリューム回路の刷新。Hi-Fiアンプ設計思想を踏襲し、入力セレクター、ボリューム、出力セレクターの各機能を分離してレイアウトを最適化した。特にボリュームICは、JRC(新日本無線)とデノンがAVR-X6300Hなど上位機用に共同開発したカスタム品を利用するなど、特性の改善も見逃せない。

機能性から音質関連回路に至るまで、エントリーモデルとは思えない充実ぶり。こうしたクラスを超える取り組みが出来るのは、ハイファイオーディオで長年ノウハウを蓄積し、また、AVアンプにおいても幅広いラインナップを持つ同社ならではの特権と言えるだろう。

次ページまずはステレオ再生でサウンドの地力をチェック

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 スピーカーセッティングを攻めろ!FYNE AUDIOの10万円ブックシェルフの使いこなしを徹底研究
2 早くもサブスク配信中!『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『国宝』『TOKYOタクシー』はお盆休み期間にこそ観たい
3 【moraアニソンランキング】2週連続1位のKing Gnu「GO GHOST」に、『ヤニねこ』『ジャードゥーガル』『幼女戦記 II』OPテーマが続く
4 DJI「Osmo Pocket 4P」がiOSデバイスへのファイル自動転送に対応
5 サウンドピット、公認“のれん分け”ショップ「SOUNDPIT+」を名古屋・覚王山に9月オープン
6 サンワサプライ、4000円切りのANC搭載完全ワイヤレスイヤホン「400-BTTWS8」。ケース併用で最大24時間再生
7 <香港ショウ>Unique Melody、イヤホン+専用アンプのフラグシップシステム発表/DITA、Forte Earsもプロトタイプを披露
8 アキュフェーズ、新CDプレーヤー「DP-470」。独自低ノイズ化技術「ANCC」搭載などで性能強化
9 【ミニレビュー】澄んだ美しさが光る。オーディオボードのプロが作ったデスクトップ用スタンド、クリプトン「DA-SD1」
10 最高品質のレコード盤制作のために。ミキサーズ・ラボのカッティングスタジオにエソテリック「Grandioso N1」を導入!
8/13 11:08 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix