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【アバック/専用室シアター】160型サウンドスクリーン/7.2.4ch、内装はオーナーのDIY

システムはプロ級、防音もバッチリ! ここにしかない唯一無二の個人映画館

公開日 2026/02/09 06:30 編集部:塚田真由子
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アバック新宿が手がけた群馬県S邸のホームシアター

オーナーがDIYで仕上げた「他のどこにもない」内装

20年前からホームシアターを離れで楽しんでいたSさん。母屋の新築と離れの改築をきっかけに、趣味のレコーディングもできる本格的な防音仕様のホームシアターをつくることを決意した。

「せっかくなら、他のどこにもない内装のホームシアターをつくりたかった」というSさんのコンセプトは「ヨーロッパ風の石造りの家」。写真のとおり、ヨーロッパの歴史ある街並みにあるかのような壁がアクセントになった、個性的なホームシアターができあがった。

驚くべきことに、この内装はすべてSさん自身がモルタル造形という工法で仕上げている。毎週末、朝から晩まで施工を行い、約半年かけてこだわりの内装をつくりあげたそうだ。

視聴位置後方。トップスピーカー4基とプロジェクターは天吊り、サラウンド/サラウンドバックスピーカー6基は壁掛けに。劇場用の椅子とモルタルのコントラストが、まるでアトラクションのよう。階段状に設えられた座席、階段に仕込まれたテープライトも非日常感を演出している

写真左側の防音ドアも、着色モルタルを用いて木に似せてつくられた「擬木」を貼っている

サウンドスクリーン&立体音響。スピーカーはプロ仕様

インストールを手がけたアバック新宿本店&CSCの共同チームは、Sさんのこだわりに応えるべく、映画館への憧れを具現化させるシステムを提案した。

壁いっぱいに広がる大画面は、映画館と同じシネスコ・サウンドスクリーン160型。総合プロデュースを務めたインストーラーの諏訪勇治氏は、「音響透過型の幕面を採用したサウンドスクリーンは、スクリーンのど真ん中からスピーカーの音、セリフが聴こえ、映像と音のマッチングがよいので、お薦めしました。ホームシアターの究極を突き詰めたら、必然的にサウンドスクリーンになります」と選定理由を語ってくれた。

スピーカーも映画館の定番、JBL PROFESSIONALをチョイス。最新の立体音響技術、Dolby Atmosにも対応する7.2.4chだ。サラウンド/サラウンドバックスピーカーは「8320」は全部で6本で、すべて壁掛け。なお、サラウンドスピーカーは、2基でパラレル接続されており、映画館と同じ仕様にしたという。

サウンドスクリーンはシネスコ160型。フレームにフロッキー加工したタイプを選び、迷光対策も万全だ

スピーカーはオールJBL PROFESSIONALで、劇場で使われているプロ仕様。音が太鼓のように共鳴する現象を防ぐため、吸音、振動抑制に配慮した複数層からなる台にスピーカーを置いている

トップスピーカー「AC15」は天吊りに。埋め込みスピーカーに比べて天井に開ける穴が最小限で済むので、防音の効果を減衰することが少ない

プロジェクターはJVC4K/HDR対応モデル「DLA-X770R」をチョイス

防音と操作性もバッチリ! ひとりでも、みんなとでも存分に遊べる

こだわりは機器にとどまらない。シアタールームで録音をすることも多いSさんのために、部屋は壁や天井に約20cmの遮音層を設けた、ルームインルームの防音仕様にした。防音遮音工事には、CSCで数多くの防音遮音工事事例を手がけてきたインストーラー・関口彰洋氏のノウハウが活かされている。

壁と天井にグラスウールを充填し、躯体と振動を絶縁。また、後でモルタル造形を施すことを考慮し、壁に貼る遮音ボード等の材質を工夫することで、特定の周波数において遮音性能が低下する現象を抑えているそうだ。おかげで映画を大音量で再生してもご家族に迷惑をかけることもない。

写真左:ドアは防音仕様にするだけでなく、二重にして開口部のケアを徹底。壁と壁との間の遮音層も厚くしている/写真右:動線を邪魔しないように、入口の手前にマシンセクションをつくった。ヤマハのAVプリアンプ「CX-A5100」、マルチチャンネルパワーアンプ「MX-A5000」などが収められている

さらに、クレストロンのホームオートメーションにより、機器や照明をタブレットでかんたんに操作できる。その甲斐あって、ご家族だけでなくゲストにも好評で、Sさんのお勤め先の同僚やそのお子さんなどもよくシアタールームに遊びに来るそう。

テクノやダブステップのサンプリング用にシアタールームで録音することも多いそうで、音楽仲間はみんな、迫力あるサウンドと大画面、そしてアンティーク風の内装に驚いているという。

自分自身の手で自分らしい空間をつくりあげたSさん。それに精一杯気概を持って応えたインストーラー。コミュニケーションの美しい結晶のような映画館は、Sさんにとってたったひとつの愛しい空間になったに違いない。

シアタールームのAV機器や照明をタッチ操作でコントロールできるようにプログラミングしている

マイクを接続するためのPA機器の背面。シアタールームで録音している様子を別室のスタジオでモニターすることもできるそう

(撮影:井上良一)

S邸ホームシアター概要

HOMETHEATER DATA ●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども ●ホームシアターの広さ:約20畳 ●画面サイズ:シネスコ160型 ●サラウンド:7.2.4ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、防音、照明プランニング、ホームコントロールシステム、かんたん操作 ほか

SYSTEM LIST ●プロジェクター:JVC DLA-X770R ●スクリーン:オーエス PA-160L-02-WS103 ●Ultra HDブルーレイプレーヤー:パナソニック DMR-UBZ2020 ●AVプリアンプ:ヤマハ CX-A5100 ●マルチチャンネルパワーアンプ:ヤマハ MX-A5000 フロント/センタースピーカー:JBL PROFESSIONAL 3722N サラウンド/サラウンドバックスピーカー:JBL PROFESSIONAL 8320(計6基) トップスピーカー:JBL PROFESSIONAL AC-15(計4基) サブウーファー:JBL PROFESSIONAL 36352基) ホームオートメーションシステム:CRESTRON RMC3 ほか

INSTALL SHOP/INSTALLER

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アバック新宿

東京都新宿区西新宿7-5-9ファーストリアルタワー新宿3F
TEL:03-5937-3150
営業時間:11時00分 – 19時00分(予約推奨)
定休日:水曜日(※年末年始除く)
ホームシアターの視聴室:あり

インストールを担当した諏訪勇治氏(写真左上)、営業を担当した井出亮太郎氏(写真中央上)、防音設計・施工管理を担当した関口彰洋氏(写真右上)、プログラミングを担当した栗原 淳氏(写真左下)、工事課の岩崎嘉之氏(写真中央下)、工事課の大城浩也氏(写真右下)

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