公開日 2017/03/10 11:44

“トータルコスパ”を追求。クリエイティブの高音質・多機能・防水 BTスピーカー「iRoar Go」を聴く

【特別企画】BTイヤホン「Creative Outlier Sports」も
クリエイティブが追求する“トータルコストパフォーマンス”とは?

PC用サウンドデバイスの「Sound Blaster」シリーズで知られ、近年はスマホ、タブレットを切り口にAVファンに急接近しつつあるクリエイティブ。同社の展開するAV製品を語る上で欠かせないのが、コンパクトさと手軽さ・高音質・多機能といった、実際に購入する製品として考えられる要素を総合した“トータルコストパフォーマンス”を追求する姿勢を徹底している事だ。

そこで、同社の発売する最新アイテム、ワイヤレススピーカー「Creative iRoar Go」とBluetoothイヤホンの「Creative Outlier Sports」から、同社が追求する“トータルのコストパフォーマンス”を紐解いていくとしよう。

ワイヤレススピーカー「Creative iRoar Go」

Bluetoothイヤホンの「Creative Outlier Sports」

高音質だけではなく多機能なワイヤレススピーカー「Creative iRoar Go」

PC向けスピーカーブランドとしてのイメージも強いクリエイティブの作った最新ワイヤレススピーカーが「Creative iRoar Go」だ。最大の特徴は、そのポイントを一言では表せないほど、多彩な機能と仕様だ。

「Creative iRoar Go」の外形寸法は192W×97H×54Dmmで、質量は810g。“辞書サイズ”とも呼ばれているが、筐体のフロント上部と上面から各種ボタンが並ぶ様は、小型の携帯ラジオのイメージにも近い。実際に手に持ってみても、IPX6の防水性能を持つ堅牢な筐体は、オーディオとしての高音質にこだわるモデルであることが直感的にわかる。バッテリー駆動時間は12時間で、充電は専用ACアダプターを使用するタイプだ。

各操作ボタンが並ぶ様子は、小型の携帯ラジオのよう

縦置きした場合の前面部に電源、音量調整ボタンなどを配置

AVファンとして気になるオーディオ設計は、従来の「Roar」シリーズから継承する5ドライバーをバイアンプで駆動する構成。1.5インチの高音域用ドライバーを2基と、ネオジウムマグネシウムドライバー採用のサブウーファー、さらに側面にはパッシブラジエーターも搭載しており、ユニット構成からして贅沢なつくりだ。

内部には5ドライバーを搭載

背面部

ワイヤレススピーカーとしてはBluetooth 4.2対応で、オーディオコーデックはSBCの他にAACにも対応しており、iOS端末との組み合わせで高音質伝送できる。

本体前面にあるペアリングボタンを2秒ほど押すとすぐペアリングモードになるため、Bluetoothとの接続はAVファンならものの数秒で完了できる事だろう。なお、本体上面右側にはNFCも搭載しているので、対応スマホではより簡単だ。

「Creative iRoar Go」には、設置スタイルも含めていくつかのモードが搭載されている。まずは縦置きでRADWIMPSの『前前前世(movie ver.)』を聴いてみると、見た目どおりに真正面への指向性を持ち、低域のパワー感と共に中高域はナチュラルに音情報としての再現を狙ったチューンで、ボーカルの表現とエレキギターのバランスも音源通りにフラットに抑えている。

縦置きにした場合。筆者は縦置きを デフォルト的に使用した

アコースティックな音源からは、ラ・ラ・ランド(オリジナル・サウンドトラック)より『アナザー・デ・オブ・サン』を試聴。ジャズピアノの音の質感、ウッドベースの弦の弾みの気持ちよさ、ボーカルのセパレーション、演奏の臨場感など無理なく情報量を出す引き出すサウンドバランスだ。

次ページよりパワフルに鳴らす「Roarモード」はBGM利用に最適

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