[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第182回】Bluetoothイヤホン、左右独立はまだ早い? 今あえて「ネックバンド型」に注目すべき理由

高橋 敦

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2017年03月10日
左右独立はまだ早い?逆襲のネックバンド!

Bluetoothポータブルオーディオの注目すべきポイントを前編と後編に分けて見ていこうという今回の連続企画!……いや、他の企画とのタイミングの関係で前編から間が空いてしまって連続感薄いのだが、前編「エントリークラスイヤホンの充実」に続いて今回は後編「逆襲のネックバンド!?」をお届けする。

早速だが、今年これからに向けて注目すべき!と推しておきたいワイヤレスイヤホンのスタイルは『ネックバンドスタイル復活!?』だ。

イヤホンの左右をケーブルだけではなくネックバンドでつなぎ、そのネックバンドを首にかけて全体を保持するこのスタイル。近年あまり見かけなくなっていた印象なのだが、昨年あたりから新製品が登場しまくっているように思える。

推測するに、ワイヤレスイヤホン躍進のこの時期、「ワイヤレスイヤホンの総合力を現状の技術でいかにバランスよく高めるか?」を各社が改めて検討し直した結果、ネックバンドスタイルが再浮上してきたのではないだろうか。

具体的に言い換えれば、「理想は左右完全独立トゥルーワイヤレスだけれど、今のところそのスタイルでサウンドクオリティとバッテリーライフと多機能を実現しつつ、価格は抑えて使い勝手も損ねずに……とすべてバランス良く満たすのは難しい。ならば現時点で次善となるスタイルは?」ということだ。

ネックバンドならではの多機能&新提案!

その上で特に機能面で攻めてきた例としては、Bose「QuietControl 30 wireless headphones」が挙げられる。

直販価格34,560円。安くはないがそれに値するモデル

ネックバンドはうまく装着すればこのように襟に隠すこともできる

こちらはBose初となるノイズキャンセリングとBluetoothの“両方”を搭載するイヤホンだ。バッテリーライフは10時間を確保する。もちろん10時間は長くはないが、ネックバンド部分にバッテリーを仕込めるネックバンドスタイルだからこそ、ノイキャンとワイヤレスというどちらもバッテリーを消費する機能を搭載しつつ、10時間を何とか確保できたとも考えられる。

通常の左右ケーブル接続スタイルを採用し、仕込めるバッテリーの容量がさらに限られていたら、駆動時間はさらに短くなっていたことだろう。左右完全独立だとしたらさらに短くなる。

またネックバンドスタイルには、特に付け外しの「外し」ている状態でイヤホンをぶら下げておける、左右独立スタイルとはまた違った身軽さもある。そこはこのスタイルを積極的に採用する理由にもなっているはずだ(関連レビュー記事)。

ウェアラブルの利便性も兼ね備えるKripschのBTイヤホン

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