公開日 2026/10/27 08:48

iOS 27.2配信開始。「Siri AI」がついに日本語対応、カメラのSiriモードや「Siriで作文」も

iPadOSやmacOSなどもアップデート

アップルは、iPhone向けの最新ソフトウェア「iOS 27.2」の配信を開始した。

最大のトピックは、これまで英語でのみ先行提供されていた「Siri AI」が日本語に対応したことだ。そのほかフランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語にも新対応する。

同時にiPadOS 27.2、macOS 27.2、watchOS 27.2、visionOS 27.2も配信開始され、それぞれSiri AIの日本語対応が始まっている。なお、Siri AIはベータ版としての提供となる。 またSiri AIには年齢制限もあり、13歳未満は利用できないことも知っておきたい。

Siri AIを利用できるのは、iPhone 16以降のすべての機種と、iPhone 15 Pro/15 Pro Maxだ。なおSiri AIはEUと中国本土では利用できない。iOS 27自体はiPhone 11以降とiPhone SE(第2世代)以降に対応しているが、Siri AIを使える機種は限られる点に注意したい。

iOS 27.2で日本語のユーザーが使えるようになった、主な機能を見ていこう。

Siri AIは、より高機能で自然な会話ができる、新しいSiriだ。個人の状況やニーズの理解、アプリ内でのアクション実行、画面上の内容の認識、幅広い世界の知識へのアクセスといった能力を組み合わせて、ユーザーを手助けする。

アップルは例として、友人とメッセージでやりとりした週末の予定を探し出し、グループメールから持ち寄る食材を拾い出して、自分の担当分をリマインダーの買い物リストに追加する、といった使い方を挙げている。回答に対して質問を重ね、会話を続けることもできる。

新機能として専用のSiriアプリが登場し、過去の会話を見返したり、新しい会話を始めたりできるようになった。会話の履歴はiCloudを通じて非公開のままApple製品間で同期されるため、iPhoneで始めた会話をMacやiPadで続けることもできる。

カメラアプリにビジュアルインテリジェンスを統合した「Siriモード」も加わった。目の前のについて質問したり、関連するアクションを実行したりできる。アップルは、割り勘の計算や料理の栄養情報の確認を例に挙げている。

Siriのマルチモーダル機能がカメラアプリに組み込まれ、目の前にあるものの情報を取得し、それに対するアクションを実行できる

そのほか「Siriで作文」を使うと、文字入力が必要なほぼすべての場面で、下書きを一から作ったり、書いた文章を編集したり、フィードバックを受けたりできる。「メッセージ」と「メール」では、相手との過去のやりとりで使った言い回しや句読点を参考に、文章のトーンを相手ごとに合わせてくれるという。

アップルによると、これらの新機能は、GoogleおよびそのGeminiモデルとの連携によって構築した「Apple Foundation Model」で動いている。処理はデバイス上と、サーバー側の「Private Cloud Compute」で行われる。Private Cloud Computeでの処理中、個人データはアップルを含む誰にも保存もアクセスもされないとしている。

注意したいのは利用回数の上限だ。Siri AI、写真アプリのインテリジェントな編集ツール、Image Playgroundなど、サーバー側のモデルを使う機能には1日あたりの利用回数に上限が設けられている。

上限は機能やリクエストの複雑さ、システムの負荷によって変わる場合がある。アップルは、これらの機能の拡大されたアクセスを、今後有料で提供する予定だと明らかにしている。

Siri AI以外にも、iOS 27.2ではさまざまな機能が追加されている。「メール」と「メッセージ」にはスマートリプライが加わり、提案された返信内容を使って素早く返信できるようになった。

写真アプリの共有アルバムでは、キャプションやコメントの編集と、同じ写真の重複追加の防止が可能になった。アルバムの有効期限が切れる前には、参加者に写真やビデオの保存を促すリマインダーも表示できる。

また、「写真」とImage PlaygroundがSynthIDのウォーターマークに対応した。これにより、画像が生成ツールで作成・変更されたものかどうかを判別できるようになる。

ポッドキャストアプリでは、「ホーム」タブが「新しいエピソード」と「再生を続ける」の2つのセクションに分かれた。普段聴いている番組の最新エピソードを見つけたり、途中まで聴いたエピソードを続きから再生したりしやすくなっている。ゲームアプリの「友達」タブには友達の提案の関連情報が表示され、友達のプレイヤーページではその友達が最近プレイしたゲームを確認できる。

このほか、Apple TVアプリにはシンプルなプロフィール機能が加わり、家族それぞれが自分のプロフィールを設定し、視聴の好みに合ったリコメンデーションを受けられるようになった。FaceTimeでは、通話に外部の手話通訳者やライブキャプションの提供者を加えられる。

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