ニコン、4K動画対応“プレミアム”コンデジ「DLシリーズ」。大口径超広角ズームモデルなど

ニコンメージングジャパンは、デジタル一眼と高性能NIKKORレンズのクオリティーを凝縮したというプレミアムコンパクトデジタルカメラ「DLシリーズ」を6月に発売する。

DLシリーズは、大口径超広角ズームレンズを搭載した「DL18-50 f/1.8-2.8」と、大口径標準ズームレンズを搭載する「DL24-85 f/1.8-2.8」、超高倍率ズームレンズを搭載する「DL24-500 f/2.8-5.6」の3機種をラインナップする。価格はオープンだが、直販サイト価格で「DL18-50 f/1.8-2.8」が105,300円、「DL24-85 f/1.8-2.8」が80,460円、「DL24-500 f/2.8-5.6」が119,880円（いずれも税込）。


いずれも有効画素数2,081万画素の1.0型裏面照射型CMOSセンサーと、新画像処理エンジン「EXPEED 6A」を搭載することで、ノイズを高精度に抑え、高感度でも鮮鋭感のある画質を実現したというコンパクトデジタルカメラ。

AF性能は、動体補足に優れる位相差AFと暗所でも高精度に合焦可能なコントラストAFによる「ハイブリッドAFシステム」を採用。さらに位相差AF追従により、最高約20コマ/秒の高速連続撮影を可能にした。操作系には、デジタル一眼と親和性の高いメニュー構成と「Fn（ファンクション）ボタン」「iメニュー」、露出補正ダイヤルなどを採用することで直感的かつ素早く操作できるよう配慮している。

また、スマートフォン／タブレットなどと常時接続できる新サービス「SnapBridge」にも対応する。SnapBridgeは、撮影した写真をスマートデバイスへ自動送信したり、1,920×1,080相当のサムネイル画像を同社の写真共有サービスNIKON IMAGE SPACEへ無制限に自動アップロードすることができるサービス。ほかにも被写体をスマートデバイスの画面でリアルタイムに確認し、リモート撮影することも可能だ。

動画撮影機能は、4K（3,840×2,160）やフルHD（1,920×1,080）の動画撮影に対応。4K動画から静止画を切り出すことができるほか、移動しながら撮影した映像を倍速ムービーとして記録する「スーパーラプス動画」や、被写体の変化を定点撮影し、約10秒の映像に凝縮する「タイムラプス動画」も撮影できる。

そのほかの機能面では、20種類の効果を備える「クリエイティブモード」、光の軌跡を撮影できる「比較明合成」、色合いの調整ができる「ピクチャーコントロール」を搭載する。

撮像素子と記録媒体は3機種とも共通で、有効画素数2,081万画素の1.0型 13.2×8.8mmサイズCMOSセンサーを搭載し、SD/SDHC/SDXCメモリーカードをサポートする。

なお、「DL18-50 f/1.8-2.8」と「DL24-85 f/1.8-2.8」は電子ビューファインダー「DE-E1」がセットになったEVFキットも同時に発売する。価格は「DL18-50 f/1.8-2.8 EVFキット」が125,280円、「DL24-85 f/1.8-2.8 EVFキット」が100,440円（ともに直販サイト価格・税込）。

DL18-50 f/1.8-2.8は、光学2.8倍ズームに対応。焦点距離は6.7〜18.5mm（35mm判換算18-50mm相当の撮影画角）、開放F値は1.8〜2.8。本体サイズは約106.0W×63.0H×57.5Dmm、質量は約359g。カラーはブラックのみ。

DL24-85 f/1.8-2.8は、光学3.6倍ズームに対応。焦点距離は8.8〜31.3mm（35mm判換算24-85mm相当の撮影画角）、開放F値は1.8〜2.8。本体サイズは約104.9W×61.3H×49.8Dmm、質量は約345g。カラーはブラックとシルバーの2色。

DL24-500 f/2.8-5.6は、光学21倍ズームに対応。焦点距離は8.8〜18.5mm（35mm判換算）、開放F値は2.8〜5.6。本体サイズは約122.5W×89.9H×138.8Dmm、質量は約780g。カラーはブラックのみ。

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