公開日 2025/09/05 09:48

<IFA>ベイヤーダイナミック、同社初のイヤーカフ型イヤホン「AMIRON ZERO」など新製品5機種。ワイヤレスゲーミングヘッドセットも

日本未発売機の展示も
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

世界最大級の家電・エレクトロニクス展示会「IFA2025」にあわせ、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)は、イヤーカフ型イヤホン「AMIRON ZERO」、耳掛け式のながら聴きイヤホン「AMIRON 200」、ワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 200」という3点の新製品を発表した。ドイツでは今年2025年第4四半期に発売を予定しているという。

あわせて、ワイヤレスゲーミングヘッドセット「MMX 230 WIRELESS」「MMX 150 WIRELESS」も発表。同社はIFAの前夜祭的イベント「ShowStoppers」に出展してこれら新モデル群の実機も披露した。ブースには、海外では先日発表していたワイヤレスヘッドホン「AVENTHO 100」も参考展示していた。

AMIRON ZERO

いくつかのメーカーから展開され、にわかに流行してきているイヤーカフ型ながら聴きイヤホンにベイヤーダイナミックも参入。価格は149ユーロで、ブラック、ホワイト、そして黒とオレンジのツートンカラーのような「スポーツ」という3色を展開する。

本体質量6gという軽さとエルゴノミクスデザインによって装着感に配慮。音質にもこだわっており、正確な高音と良好な低音を届けるとのこと。

Bluetoothのバージョンは5.3で、コーデックはSBCとAACに対応。バッテリーは本体単体で最大11時間、充電ケースとの併用で最大35時間の再生が行える。5分の充電で90分再生できるまで回復する急速充電や、ワイヤレス充電にも対応している。

IP54相当の防水防塵性能も装備。そのほか、スマートフォンアプリ「beyerdynamic App」で様々な調整が行える。

AMIRON 200

耳をふさがないオープンイヤー型イヤホン。価格は179ユーロで、上記「AMIRON ZERO」同様に、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、スポーツの3色で展開する。

日本でも展開している「AMIRON 100」がスティック型の完全ワイヤレスイヤホンであるのに対し、本機はイヤーフックタイプのオープンイヤー式を採用。ランニングなどスポーツ用途を意識して開発したとのこと。

本機もIP54相当の防水防塵性能を備えるほか、5分間の充電で90分再生が行えるまでバッテリーが回復する急速充電にも対応。ケースと併用して最大36時間再生が可能で、天候やバッテリー残量を機にせずにスポーツできるモデルだとアピールしている。

Bluetoothのバージョンは5.3で、対応コーデックがSBCとAACである点は上述のAMIRON ZEROと同様。本機もワイヤレス充電にも対応する。

AVENTHO 200

ノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドホンで、価格は249ドル。ブラックとノルディックグレーという2色で展開する。

ベイヤーダイナミックのワイヤレスヘッドホンとして初めて、バッテリーを交換可能。イヤーパッドを取り外しユーザー自身でバッテリーを交換できるという。

45mm口径のダイナミックドライバーを搭載。Bluetoothのバージョンは5.4で、コーデックはSBCとAACに加えてaptX Adaptive、およびaptX Losslessにも対応している。また、Bluetooth機能ではマルチポイント接続にも対応している。

そのほか、外音取り込み機能も装備。また、ペアリングしたスマートフォンでの通話時には、クアルコムのcVc技術によって、環境音などを的確に処理するという。

バッテリー性能は、ノイズキャンセリング機能オン時に最大40時間で、ノイズキャンセリング機能をオフにすると最大65時間再生が可能。急速充電機能は15分の充電で16時間再生が可能なところまでバッテリーが回復する。

MMX 230 WIRELESS/MMX 150 WIRELESS

ゲーミングヘッドセット「MMX 230 WIRELESS」と「MMX 150 WIRELESS」は、ともに密閉型を採用。「MMX 230 WIRELESS」は11月に249ユーロで、「MMX 150 WIRELESS」は10月に179ユーロでの発売を予定している。

「MMX 230 WIRELESS」はノイズキャンセリング対応モデルで、再生時間は最大60時間。上記「AVENTHO 200」同様にバッテリーをユーザー自身で交換できるほか、イヤーパッドもベロアと軽量なタイプのものを好みで付け替えることができる。

「MMX 150 WIRELESS」はノイズキャンセリングやバッテリー交換、およびイヤーパッド交換機能を省いたモデル。最大再生時間は50時間。

AVENTHO 100

「AVENTHO 100」は199ユーロで販売中のモデルで、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能なども搭載。BluetoothはaptX AdaptiveとaptX Losslessにも対応している。

どことなくレトロな印象も漂うデザインをしたオンイヤータイプで、レッド・ドット・デザイン賞も受賞しているという。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX