フィリップス、低音強化機能を搭載したハイブリッドANC完全ワイヤレス「TAT3509」
TP Visionは、Philips(フィリップス)ブランドから、ハイブリッドANC機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「TAT3509」を7月11日に発売する。価格はオープンだが、税込5,980円前後での実売が予想される。あわせて、2025年8月発売予定のイヤーカフ型完全ワイヤレス「TAQ2000」、ワイヤレスヘッドホン「TAH2000」も発表した。
最大-40dBのハイブリッドANC機能搭載の完全ワイヤレス「TAT3509」
最大-40dBのノイズキャンセリング性能を備えるハイブリッドANC(アクティブノイズキャンセリング)機能「Active Noise Cancelling Pro」を搭載。風の音や周囲の雑音を低減することで、サウンドへの高い没入感を実現するとアピールする。
また、周囲の騒音レベルに合わせてノイズキャンセリングレベルを自動で調整する「アダプティブ(適応型)ANC」に対応することで、より自然なノイズキャンセリングを提供するとのこと。外音を取り込むアウェアネスモードも搭載している。
サウンド面では、10mm径ダイナミック型ドライバーを搭載し、解像度の高い自然でクリアなサウンドと深みのある低音を兼ね備えたとする。また、低音を強化する「Dynamic Bass(ダイナミックベース)」機能を備えており、タッチコントロールもしくはアプリ上でDynamic Bassをオンにすることで、パワフルかつ迫力のある低域再生を実現するという。
Bluetoothコーデックは従来のSBC、AACに加えて、次世代のBluetooth規格「Bluetooth LE Audio」のLC3コーデックにも対応。Bluetoothバージョンは5.3、プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/TMAPをサポートする。最大2台のデバイスと同時接続可能なマルチポイント機能も備える。
各種操作はイヤホン本体のタッチコントロールで可能。専用アプリ「Philips Headphones」と連携することで、タッチコントロールやサウンド、ノイズキャンセリング機能のカスタマイズが行える。
連続再生時間はイヤホン単体でANCオフ時が8時間、ANCオン時が6時間、充電ケース併用でANCオフ時が16時間、ANCオン時が12時間。15分の充電で1時間再生が可能な急速充電もサポートする。
イヤホン本体はIPX4規格の防水性能に準拠。カラーバリエーションはグレー、ホワイト、ブルー、ベージュの全4色を展開する。
再生周波数帯域は20Hz - 20kHz、インピーダンスは16Ω、感度は104dB (@1kHz)。付属品として、イヤーチップ3サイズ(S/M/L)、USB Type-Cケーブル(20cm)などを同梱する。
イヤーカフ型のオープンイヤー完全ワイヤレスイヤホン「TAQ2000」
「TAQ2000」は、周囲の音を聞きながらサウンドを楽しめるイヤーカフ型のオープンイヤー完全ワイヤレスイヤホン。ブラックとホワイトの2カラーを展開し、日本国内では2025年8月に発売予定となっている。価格は未定。
主な特徴として、フィット感の調整が可能な「フレキシブルジョイント」を採用し、優れたフィット感を実現するとアピール。サウンド面では12mmダイナミックドライバーを搭載するほか、低音を強化するDynamic Bass機能も備えている。
そのほか、AIアルゴリズム採用マイクの内蔵や、マルチポイント機能、低遅延のゲーミングモードを搭載する。本体には操作ボタンを備えるほか、IPX4規格の防水性能に準拠。専用アプリ「Philips Headphones」にも対応する。Bluetoothバージョンは5.4対応。
Philipsオーディオ100周年記念モデルのワイヤレスヘッドホン「TAH2000」
「TAH2000」は、Philipsオーディオ100周年記念モデル “Centuryシリーズ” の国内第1弾製品として、カセットテープのリールハブをモチーフにしたレトロデザインを採用するBluetoothヘッドホン。ブラック/ホワイト/ブルーの全3色を用意し、日本国内では2025年8月に発売を予定する。価格は未定。
主な特徴として、デフォルトで装着されているグレーのイヤークッションに加えて、ユーザーのスタイルに合わせて交換できるイエローとオレンジのイヤークッションを同梱。好みやファッションに合わせてカラーをコーディネートできるという。
サウンド面では40mm径ドライバーを搭載し、パワフルかつクリアなサウンドを再生するとのこと。感度は123dB@1KHzを実現する。最長26時間の連続再生時間をロングバッテリーを備えるほか、急速充電にも対応する。
ヘッドホン本体には各種操作が行えるオンイヤーコントロールボタンを装備。そのほか、AIアルゴリズム採用マイクの内蔵や、マルチポイント機能、専用アプリ「Philips Headphones」に対応する。なお環境に配慮し、充電用ケーブル(USB-C)は非同梱としている。



