公開日 2022/02/02 20:12

パナソニック2021年度3Q決算は減益、国内家電の価格改定も視野に

巣ごもりの需要増からの反動や原材料高騰など影響
PHILEWEBビジネス 徳田ゆかり
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

パナソニック(株)取締役 専務執行役員 グループCFOの梅田博和氏
パナソニック(株)は2021年度第3四半期の決算説明会をオンラインにて開催、同社取締役 専務執行役員 グループCFOの梅田博和氏が説明を行なった。なお同社の21年10月からの新たなグループ体制への移行に伴い、セグメントの変更も説明された。今回より新セグメントでの説明となる。

2021年度3Q決算のポイント

決算のポイントについて「国内家電などのくらし事業やオートモーティブは前年の需要増からの反動で減収となったものの、情報通信向けなどのインダストリーや車載電池などのエナジーの販売増、さらにブルーヨンダーの新規連結もあり、売上高は増収となった。しかし、くらし事業を中心に原材料高騰が大きく影響して減益、営業利益・純利益も減益となった」と説明。年間見通しは調整後営業利益を下方修正した。

セグメントの変更について

2021年度3Qの連結業績

第3四半期の連結業績は、売上高1兆8,898億円で前年から757億円の増収(前年比104%)。調整後営業利益は875億円で、前年から553億円の減収(前年比61%)。営業利益は730億円で前年から572億円の減収(前年比56%)。当期純利益は426億円で前年から386億円減収(前年比52%)となった。

売上高は、くらし事業の国内家電、オートモーティブの車載電池が減収となったが、インダストリーの情報通信向け事業やエナジーの車載電池などが好調で、ブルーヨンダーの新規連結もあり増収となった。

セグメント別の実績内容

セグメント別では、くらし事業は洗濯機などの中国家電や北米の食品流通、欧州の空調が堅調だったが、国内の供給課題があった洗濯機、前年の巣篭もり需要の反動をうけた調理家電、エンターテインメント&コミュニケーションの管轄であるテレビなどの販売減が影響し、全体で減収となった。

セグメント別の売上高増減要因

営業利益は、インダストリーやエナジーの増販益はあったが、くらし事業を中心に原材料高騰が大きく影響、ブルーヨンダー買収時の資産負債の再評価の影響などもあり減益となった。セグメント別では、暮らし事業が海外での増販益や合理化が進んだが、国内での巣ごもり需要の反動や原材料の高騰などで減益となった。

なお、国内家電の状況についてさらに言及。「国内は90%程度の前年比。他社に比較して専有率では、3Qはドラム洗濯機の導入が手間どったが、1月に挽回してきている。冷蔵庫は新製品の切り替えのタイミング、シェアで健闘している。4Qにかけて、原材料の高騰をどう跳ね返すか。材料の共通化や中国部材の採用など進めており、来年度に加速させる。増販となっている海外家電は価格改定をおこなっている。国内でも自助努力はするが、価格への反映も始めていく」とした。

昨今の環境の変化についても言及。コロナによる工場ロックダウンの影響は解消傾向にあるが、原材料の高騰や半導体・部材不足の影響がなお継続し、経営状況に影響を及ぼしている。

経営環境変化による影響について

年間連結業績見通しでは、調整後営業利益が自動車生産の減少や原材料高騰、ブルーヨンダー買収などの要因で350億円の下方修正。その他損益で、4Qで資産売却益などが見込まれ350億円の情報修正とした。

2021年度連結業績見通しを修正

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 『万能文化猫娘』『アキハバラ電脳組』『NG騎士ラムネ&40』などスターチャイルド関連5作品サントラがサブスク解禁
2 B&W「Nautilus」が値上げ。ペア税込3300万円に
3 BoseがSkullcandyを買収。今後も独立したブランドとして製品開発
4 B&W、60周年を記念したリファレンスSACD/CD『The Reference』。2000枚限定生産
5 TVer、決済機能「TVer ID支払い」を提供開始
6 女子プロゴルフ「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」10/22から4日間の放送/配信予定
7 映画館の音、オープンリールの音。“曇りなき正確な音”を目指す「BWV 2026サウンドツアー」をレポート
8 MIYAVIが語るファーウェイ製イヤホンの魅力。「FreeBuds Neo」など新製品発表会に登壇
9 TASCAM、業務用CDプレーヤー「CD-200MKII/CD-200BTMKII」。オートキューなど再生機能を強化
10 km5、薄型ワイヤレススピーカー「Sp1」とBluetoothミキサー「Mp1」を発表。CDをもっと自由に楽しむ新提案
10/23 10:31 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix