公開日 2016/11/21 18:16

JDI、VR専用の3.42型TFT液晶。651ppi、動画ぼやけも低減

精細度や応答速度向上
編集部:小澤 麻実
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ジャパンディスプレイは、VRヘッドマウントディスプレイ専用の3.42型低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ(LTPS TFT-LCD)を開発。サンプル出荷を開始した。精細度やリフレッシュレートを高め、より高画質で没頭感を得られるのが特徴という。

現在発売されているVRヘッドマウントディスプレイはスマートフォン向けディスプレイ技術を流用した製品がほとんどだというが、同社が今回発表したのは“VRヘッドマウントディスプレイ専用”と銘打たれている。

従来のスマホ向けディスプレイとの違いとして、まず精細度が挙げられる。ディスプレイとユーザーの目の間にレンズを配置し、ディスプレイの画像を拡大するVRヘッドマウントディスプレイ向けに、651ppiを実現。2017年にはさらに上となる800ppi以上のディスプレイ開発とサンプル出荷も予定しているという。

精細度を高くし画質を向上

次に動画ぼやけ対策。リフレッシュレート90Hz、3msecで白黒の切換が可能なIPS液晶の採用、ディスプレイ表示の10%の期間のみバックライトを点灯するブリンギングバックライトの採用により、動画ぼやけを抑えるという。これらの機能向上は、ユーザーの動きを感知してから映像を表示するまでの時間遅延(システムレイテンシー)の低減にも繋がっているとのことだ。

スマートフォン向け液晶ディスプレイ(左)とVR向け液晶ディスプレイ(右)の比較

画素数は1,440×RGB×1,700、表面輝度は150cd/m2、コントラスト比は700対1。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オーディオ銘機賞「ベストバリュー大賞」受賞! DALIの技術と美学を凝縮した「KUPID」の実力に迫る
2 “スイング式”インシュレーターに薄型モデルが登場!セレニティ 静寂-Shijima-の「SWI-10」使いこなしレポート
3 トップクラスのながら聴きイヤホンにさらなる機能性がプラス!Shokz「OpenFit 2+」レビュー
4 <ポタフェス>SHANLING、水月雨監修のポータブルCDプレーヤー「Crossover」世界初公開/ONIX、超小型DAC「Tocata XM2」初展示
5 <ポタフェス>見た目も音もこだわった、HiBy Digitalの「初音ミク」コラボアイテム展示/FAudio「Major」に後継機か
6 大好きな車とバイクを眺める6畳空間に、4K/100型のホームシアターを実現
7 SHANLING、サブミニチュア真空管をデュアル搭載したポータブルDAC/アンプ「UA7」
8 Oriolus、落ち着いた音色と現代的な機能性を両立したBluetoothアンプ「1795MKII」
9 ピクセラ、テレビを見るとポイントが貯まるワイヤレスチューナー「ポイテレ」
10 <ポタフェス>オーディオテクニカ、フラグシップ機「ATH-ADX7000」「ATH-TWX9M2」を堪能
12/15 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX