アナログ・デバイセズ、DeepColor対応のHDMIレシーバー「ADV7604」を発表

米アナログ・デバイセズ社は、CECコントローラーとアナログ・インターフェースを集積したDeepColor対応のHDMIレシーバー「ADV7604」を発表した。

本製品は低消費電力で1080pのビデオ性能が提供可能なよう、設計されている。12bitのDeepColor対応HDMIレシーバーを3チャンネルの170MHzの12bit ADコンバーターと整合させており、アナログ・インターフェースでのDeepColor精度を実現した点が特徴となる。また高集積化により、1080pビデオ対応、待機時の低消費電力化、シームレスな動作や安定したHDMI受信性能も実現している。通常必要な外付け製品も最大5個削減でき、HDTVの部材費と消費電力が低減できるという。

HDMI入力には高性能のケーブルイコライザーを搭載されており、最大30メートルのケーブル長までの伝送に対応する。アナログ・インターフェースは、コンポーネントRGBとYPrPbビデオ信号を、デジタルビデオ・ストリームに変換。HDMIレシーバは、525iから最高1080pおよび1250iまでの広範囲のコンポーネント・ビデオ規格をサポートする。また、ハイビットレート オーディオ・ストリーミング規格もサポートすることで、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなど、ロスレス・オーディオフォーマットのパケット受信も可能にしている。量産出荷は2009年2月が予定されている。