パイオニア、HDD増設に対応したデジタルHDD＋DVDレコーダー4機種を発売

パイオニア（株）は、デジタルチューナー搭載モデルとして初めてHDDの増設に対応したHDD内蔵DVDレコーダー4機種を10月中旬から順次発売する。

発売するのは、HDD＋DVDタイプが2機種、HDD＋DVD＋VHSタイプが2機種。また400GBの増設HDDも発売する。製品の型番と価格、発売日は以下の通り。

種別	HDD容量	型番	価格	発売日
HDD＋DVD	400GB	DVR-DT95	￥OPEN（予想実売価格110,000円前後）	10月中旬
HDD＋DVD	250GB	DVR-DT75	￥OPEN（予想実売価格90,000円前後）	10月中旬
HDD＋DVD＋VHS	400GB	DVR-RT900D	￥OPEN（予想実売価格120,000円前後）	11月上旬
HDD＋DVD＋VHS	250GB	DVR-RT700D	￥OPEN（予想実売価格100,000円前後）	11月上旬
増設HDD	400GB	HDD-S400	￥OPEN（予想実売価格40,000円前後）	10月中旬

4機種は、今年4月に発売したアナログチューナーモデル（関連ニュース）と同様、「大量録画時代に対応したレコーダー」をコンセプトに開発。デジタルチューナー搭載モデルとして初めてHDDの増設に対応した。今回発売する「HDD-S400」のほか、既発売の250GBモデル「HDD-S250」も接続できる。

内蔵チューナーは地上・BS・110度CSデジタルと地上アナログで、各1基ずつ搭載する。

増設HDDと本体はeSATAをベースにした規格で接続し、内蔵ディスクと同様に扱われる。内蔵HDDと外付けHDDはあくまで1対1の関係なのでで、1台のレコーダーに複数台のHDDを接続したり、1台のHDDを複数台のレコーダーに接続したりすることはできない。ただし複数台のHDDを用意し、適宜つなぎ変えることは可能。HDDごとに録画コンテンツを管理するなどといった使い方を想定している。

内蔵HDDと増設HDDの間でダビングが行えるほか、予約録画の場合も保存先をどちらかから選択できる。外付けHDDからDVDへのダビングも可能。

リモコンは新開発の「スマートリモコン」を同梱。ボタンの数を従来の67キーから22キーに減らした。要注目なのが“スマートジョグ”で、十字キーとしての機能のほか、再生中はCMスキップ、一時停止中はコマ送りなど、使用シーンに応じて役割が変化する。さらに、放送を視聴中にジョグを回すと、現在放送中の番組名をオーバーレイ表示する「スマート選局」機能が利用できる。このとき左右キーを押すことで、放送や入力切り換えも行える。

また、同社の第7世代プラズマテレビに搭載する「快速番組サーチ」機能も装備。「気がきくナビ」から機能を選び、ジャンルを選択すると、視聴中の放送の該当番組を一覧表示する。

EPGは前モデル「DVR-DT90/DT70」（関連ニュース）と同様、フルHD解像度の「画面まるごと番組表」を採用。表示するチャンネルの数は4chと7chから選択できる。

また、同社の第7世代プラズマテレビ（型番の数字の末尾が7のモデル）からリモート操作できる「レコーダーホットリンク」にも対応。プラズマテレビのリモコンのボタンを押すだけで、レコーダー本体の電源を立ち上げ、ディスクナビ画面を表示できる。

VHSデッキを搭載した3in1モデル「DVR-RT900D」「DVR-RT700D」の2機種は、同社の従来モデルと同様、VHSテープからDVDに自動ダビングする「おまかせ自動ダビング」機能を装備。また、HDD/DVD/VHSの6方向ダビングにも対応するほか、「今回は増設HDDも加わったので10方向ダビングが可能になった」（同社商品企画担当者）という。両機とも、HDD/DVDだけでなく、VHSの映像/音声もHDMI端子から出力できる。

なお、同社の2006年下期のDVDレコーダーラインナップは、今回のデジタルモデル4機種に加え、アナログモデルの「DVR-640H」「DVR-540H」「DVR-RT50H」を加えた計7機種で展開される。

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（Phile-web編集部）