公開日 2006/06/06 19:19

TDKがBlu-ray Discセミナーを開催 − 次世代商品を含む事業戦略を説明

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

TDKマーケティング(株)は6日東京・六本木ヒルズにおいて、TDKのBlu-rayディスクに関する事業、および商品戦略を説明するセミナー「PossiBlu by TDK」を業界・流通関係者に向けて開催した。

本日のセミナーではTDKの商品や技術に関する最新動向が紹介されるとともに、ソニー(株)のVAIO事業部からも同社の事業戦略が発表された。


TDKマーケティング(株)牧野利彦氏
セミナーの開催にあたりTDKマーケティングの代表取締役社長、牧野利彦氏が挨拶を行った。牧野氏は、「昨今は次世代光ディスクに対する世の中の期待が高まるばかりだ。TDKはBlu-rayに関しては早期からBDAに加盟し、いち早く最新のディスクを商品化してきた。今回のセミナーにより、新しい映像メディアの可能性をご理解いただき、ビジネスの糧としていただきたい」と語った。

続いてTDK(株)よりレコーディングメディアビジネスグループ オプティカルプロダクト商品部 企画課主事の木越匠氏より、「TDKのBlu-ray Disc事業戦略と独自技術の紹介」と題した発表が行われた。

TDKは2007年に8,200億円の総売上高、うち10%となる820億円の総営業利益を見込んでいる。2006年3月の発表時の同社年間部門総売上高比率は「記録メディア合計が13.5%」であるとともに、2005年にはワールドワイドでDVDのブランド別出荷比率が業界2位となり、「TDKの記録メディア事業が元気である」ことを木越氏は強調した。

木越氏はTDKからの「3つの主張」として、はじめに「TDKは記録メディアにこだわる」ことを宣言した。記録メディアのスペシャリストとして、さらにはBDAのボードメンバーとしてのプライドを持ちつつ、「今後もR&Dに積極的に先行投資していく」とした。4月19日にはBD-R/-REのベアディスクを発売したが、今後は2007年に高速記録対応のBD-Rを、以降には100GBの高速対応BD-RE、200GBのBD-Rをそれぞれ商品化に向けて準備を進めているとし、ロードマップを明らかにした。

今後は「Blu-rayディスクを記録メディアに採用するアプリケーションがさらに数を増していくだろう」とする木越氏は、同社の予測として「記録タイプのBlu-rayディスクは2013年には、ワールドワイドで12億枚の需要規模に成長するだろう」と語り、「その立ち上がるスピードはDVDよりもさらに早いだろう」と予想した。市場成長の過程で、「今後も独自技術のDURABIS 2や、千曲川テクノ工場を基地とした『100% Made in Japan』の高品質にこだわりながら、『Blu-rayはTDK』というイメージを市場に確立していきたい」と木越氏は意気込みを語った。会場に集まった業界関係者に向けては「BD市場早期共同開拓を目指し、BDAのボードメンバーとして正しい情報を伝えていくことを心がけつつ、一方で商品の高品質を守りながら記録メディアのスペシャリストとしてエンドユーザーをしっかりサポートして行きたい」と宣言した。

引き続いてソニ−(株)のVAIO事業部門 3部 統括部長の森辰夫氏より、「VAIOのBD戦略と今後のビジョン」に関する講演が行われた。

同社は今夏よりBDドライブを搭載したVAIO新シリーズを市場に投入する。森氏からは「VAIO type A」「VAIO type R」シリーズを中心とした新製品の紹介が行われた。今後は「大きなVAIOから小さなVAIOまで全部をBD化」していくことが同社の事業戦略であるとし、具体的な基本戦略としては「今後ワールドカップの開催やWindows Vistaの登場、北京五輪など外部経済要因とリンクしながら相乗効果でBD関連商品を盛り上げていきたい。その過程の中でビデオカメラやテレビ、ゲーム機など総合的なハイビジョン関連の商品提案へソニーとして結びつけていく」と語った。


TDKはBD-R/REベアディスクの新商品を展示

ソニーはBD対応VAIOシリーズによるハイビジョン編集を紹介

I-OデータはBDドライブ新製品を展示


パイオニアが参考展示したBDレコーダー

パイオニアはBDドライブ「BDR-101A」の出画デモを行った
本日の会場にはBlu-rayディスク関連製品の展示コーナーも設けられ、PC/AVハードメーカーや業務機器のメーカーらが出展を行った。パイオニア(株)はBlu-rayディスクの記録・再生に対応したPC内蔵型のBD/DVDドライブ「BDR-101A」を出品し、ハイビジョン映像の出画デモを行っていた。同社はまた、このドライブの応用例としてBDレコーダーのプロトタイプも参考出品していた。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー
2 カレー店でレコード鑑賞会を開催。オーディオの敷居の高さを取り払う<販売店の声・売れ筋ランキング6月>
3 女子ゴルフ世界メジャー大会「全英女子オープン」、7/30から4日間の放送・配信予定
4 Shokz、装着快適性がアップしたオープンイヤー型ヘッドセット「OpenMeet2」。送受信機付属のUCモデルも
5 TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力
6 KEF、Uni-Qドライバー搭載のアクティブスピーカー「LS LUXE」。優美なデザインと高い音響性能を両立
7 「Anker Store 御殿場」が御殿場プレミアム・アウトレットに8/28オープン
8 ファーウェイ、イヤーカフ型イヤホン「FreeClip 2 S」。充電ケースを刷新
9 BQEYZ、専用アプリ対応の直挿しUSB-DAC「C30」。オペアンプ搭載
10 最新オーディオケーブル情報を網羅した『ケーブル大全2026』、7/30発売。実践ノウハウを厳選してご紹介
7/31 11:06 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix