「A&Vフェスタ2005」今年も開催決定！ 記者会見で詳細が明らかに

（社）日本オーディオ協会は、毎年恒例のイベント「A&Vフェスタ」を今年も開催すると発表した。期日は9月21日（水）から24日（土）で、会場はパシフィコ横浜。

入場は無料。時間は10時から18時までだが、最終日の24日のみ17時で終了する。

今年は「見やすさ、体験のしやすさ」に配慮し、会場構成を見直した。会場は、ファンやマニア向けのピュアオーディオ機器やアクセサリー展示、セミナー・イベントなどが開かれる「アドバンストステージ」、広く一般の来場者向けに、オーディオビジュアル機器やホームシアター機器、カーAVや放送関連の展示が行われる「グランドステージ」の2つに分け、一般層からマニアまで楽しめる構成とした。

また、スピーカーやアクセサリーの工作を体験し、できあがった作品を持ち帰れる「工作教室」、家族で楽しめる「ファミリーシアター」など、ビギナーや女性が楽しめる企画も用意される。

イベントは多数実施される予定で、主催者イベントでは、トークセッションとして冨田勲氏、オノ セイゲン氏、モンキー・パンチ氏、小倉智昭氏らが登場する予定。また、オーディオ専門誌各誌が誌面と連動しながら展開する「セミナーイベント」も行われる。

来場者向けのプレゼントも用意される。会場でかんたんなアンケートに答えることで応募できるAV機器のプレゼントのほか、開催期間中、毎日先着500名に「A&Vフェスタオリジナルトートバッグ」が進呈される。

本日行われた記者発表会には、日本オーディオ協会 会長の鹿井信雄氏、実行委員会会長の山本喜則氏らが出席。

鹿井会長は、「テレビをはじめ、コンテンツのデジタル化が進展しているが、人とコンテンツのつながりは今も昔もアナログだ」と前置きし、「我々にとって一番重要なミッションは、一般層に対してオーディオビジュアルの楽しみを伝えること。2003年は楽器ショーと同時開催し、2004年はインターナショナルオーディオショウ、ハイエンドショウなどと同時開催することで地方の来場者増大をねらった。今年は休みの多い9月に開催することで、来場がしやすいよう配慮した」と述べた。

実行委員長の山本氏は、「国内のオーディオ市場は苦しいが、世界的に見ると堅調で、これには米国のホームシアター人気が貢献している」と語り、「アメリカでは住宅ブームが起きているが、ホームシアターの人気も相当のものだ。新築物件が100軒あれば、そのうち20軒に何らかのホームシアターが設置されていると言われている。国内ではこのような統計は無いが、感覚的には100軒のうち1軒も無いのではないか」と日米の差を強調した。この理由として山本氏は「映画の人気が日米で違う。ホームシアターが人気を集めるには映画が人気を集めないといけない」と説明した。

また山本氏は、「国内の場合、ホームシアター導入にあたって女性が反対することが多い。今年はリアスピーカーが不要な製品などを数多く展示し、ホームシアターのライフスタイル的な提案を行う。『こういう環境でオーディオビジュアルを楽しみたい』と感じてもらうようなイベントにしたい」と抱負を述べた。

開催の発表に合わせ、「A&Vフェスタ」公式サイトも本日からオープンした。イベントの詳細や事前の来場者登録、プレゼントの応募など、様々な情報が公式サイトから発信される予定。こちらのチェックもお忘れ無く。

【問い合わせ先】
（社）日本オーディオ協会
A&Vフェスタ事務局
TEL/03-3546-1206

（Phile-web編集部）