オンキヨーから薄型のデジタルプリメインアンプとCDプレーヤーが登場

●オンキヨー（株）は、高精度デジタルデバイスを装備したプリメインアンプ「A-1VL（S）」とCDプレーヤー「C-1VL（S）」の2製品を6月7日より発売する。価格はそれぞれ下記の通り。

■デジタルプリメインアンプ「A-1VL（S）」/\168,000（税込）
■CDプレーヤー「C-1VL（S）」/\105,000（税込）

「A-1VL（S）」では同社のハイエンドAVコンポーネント「Integra」シリーズにも採用される最新デジタルアンプ「VL Digital」のポテンシャルを最大限に引き出すため、常に安定した電流供給を可能にする堅牢な電源回路や、徹底した制振対策を施した仕様となっている。瞬時瞬時のアナログ量を正確に「0」と「1」で構成されたデジタル信号に変換するAD変調技術＜VL Digital＞を投入し、正確な動作と安定した電力供給を実現している。

消費電力が少なく、比較的少ない発熱量により小型化が可能であるというデジタルアンプのひとつの利点を活かし、スタイリッシュなデザインに仕上げるとともに、デジタルアンプの音質的特長である＜パワー感＞と＜スピード感＞の再現性をより高い次元で磨きあげ、レスポンスの速い超低域〜低域の上に、誇張感のない自然な質感の中・高域を構築することで、ディスクに封印された楽器本来のなめらかさや力強さの再現力を向上させている。

アナログ信号をデジタル信号に変換するAD変調には、比較的低い周波数が選択でき、可聴帯域外のノイズが少ないPWM（パルス幅変調）方式を採用。またPWM方式については、データ変換用に開発された従来方式ではなく、同社が独自にオーディオ用として開発した＜VLデジタル＞を搭載している。また電力伝送ロスを40分の1以下に低減する銅バスプレートを電力ラインに採用し、超低インピーダンス化を図っている。出力ラインには厚さ1.5mm、幅12mm、断面積が18m?Fという極太の銅バスプレートを使用し、それを最短距離で接続することでスムースな信号の流れを確保している。

「C-1VL（S）」は超高精度スーパー・プリシジョンクロックを搭載。像や音場のリアルな再現力を高め、ライブ感あふれる再生を実現する。

音声DACにはイギリスWolfson社製DACの中でも最上位のWM8740をL/R独立して搭載。広いダイナミックレンジを確保し、微小な音楽情報をもらさずアナログ信号に変換することで楽器本来の音色を忠実に再現する。さらにDACチップから出力されるアナログ信号に含まれる、パルス性のデジタルノイズを除去するために開発した＜VLSC＞がクリアな音質を再現する。

【問い合わせ先】
オンキヨー（株）
カスタマーセンター
TEL/0570-01-8111

（Phile-web編集部）