東急文化村とNTTが共同で高品位なブロードバンドコンテンツの配信をスタート

●（株）東急文化村と、東日本電信電話（株）[以下NTT東日本] ならびに西日本電信電話（株）[以下NTT西日本] は共同で、東急文化村が運営する東京「Bunkamura」で公演される演劇などを、NTT東日本・NTT西日本のブロードバンドサービス「フレッツシリーズ」のインフラを使い、ユーザーに向けて配信を行う「Bunkamura on フレッツ」のサービスを推進していくことを明らかにした。

本年9月で15周年を迎える東急文化村は、従来では劇場でしか楽しむことが出来なかった舞台やコンサートなどをブロードバンドにより配信する事業を、記念すべき節目の年の新しいチャレンジとして位置付け押し進めていく。東急文化村では、高品位なコンテンツをセキュリティの高い環境で配信可能なサービスとして、NTT東西が提供する「フレッツシリーズ」を位置付け、このたび高品位でオリジナリティの高いコンテンツの充実を模索するNTT側との合意に至ったという。

今後「Bunkamura on フレッツ」では、5月からBunkamuraシアターコクーンで公演される「オイディプス王」（演出：蜷川幸雄/主演：野村萬斎、麻美れい 他）の舞台全編の映像配信を実現すべく、準備が進められていく。舞台全編の模様は、「フレッツシリーズ」の有料コンテンツとして配信される見込みだが、無料で楽しめるコンテンツとしても、舞台完成リハーサルの模様紹介、メイキング、出演者インタビュー、ダイジェスト映像等の配信が検討されているという。本年3月12日より無料コンテンツの配信が開始され、以降4月下旬を目途に有料コンテンツの配信がスタートされる。有料コンテンツの視聴料金に関してはまだ未定とのことだ。

「Bunkamura on フレッツ」のサービスはNTT東西が提供するBフレッツ、フレッツ・ADSLのユーザーに向けて提供される。番組の内容により500kbps/1Mbps/3Mbpsの各段階別のクオリティが用意されており、3Mbpsでの配信コンテンツではDVDビデオ並の高品位な映像が楽しめるという。各サービスはNTT東西「フレッツ・スクウェア」のトップページからアクセスして利用が可能だ。東急文化村では、今後も演劇など舞台公演の模様を映像配信する他にも、「Bunkamura the Museum」で公開される展覧会の映像配信や「Bunkamura le Cinema」で上映される映画作品情報の配信なども積極的に押し進めていく予定であるという。またNTTの「フレッツシリーズ」においても、今後ブロードバンドで楽しめる高品位なコンテンツが拡張されていくということだ。

【問い合わせ先】
（株）東急文化村 編成部
TEL/03-3477-9151

東日本電信電話（株） 営業部 APプロデュース担当
TEL/03-5359-6690

西日本電信電話（株） BBアプリケーションサービス部
コンテンツ流通ビジネスグループ
TEL/06-4793-5571


写真キャプション：
写真左）「Bunkamura on フレッツ」のロゴマーク
写真右）本日開催された記者発表会に列席した各氏
左から＞
（株）東急文化村 編成部 部長　小副川竜次氏
（株）東急文化村 代表取締役副社長 田中珍彦氏
西日本電信電話（株） BBアプリケーションサービス部長 軸屋真司氏
東日本電信電話（株） 常務取締役営業部長 古賀哲夫氏


（Phile-web編集部）