マイクロソフトとNTTCom、Xbox向けオンラインゲーム ネットワークサービスで提携

●マイクロソフト コーポレーション（以下：マイクロソフト）とNTTコミュニケーションズ株式会社（以下：NTTCom）は、本日、Xboxのゲームユーザーに向けて、専用の高品質かつ高速なブロードバンドオンラインゲームネットワークサービスを日本で提供するために、戦略的提携の締結に合意した。2002年に開始予定の新サービスでは、日本のゲームユーザーに新たなゲームの世界を提供し、ブロードバンドオンラインゲームの概念を、より身近なものに変えていくとのことである。

3月30日（金）から開催される東京ゲームショウの基調講演を務めるマイクロソフト会長兼CSA（チーフ ソフトウェア アーキテクト）のビル ゲイツは、「すべてのXboxに、オンラインビデオゲームの将来のテクノロジーであるブロードバンド機能が組み込まれています。今回のNTT Com との提携により、ゲームユーザーは、最高のオンラインゲームのコンテンツとゲーム エクスペリエンスを楽しめるようになるでしょう」と述べている。

NTT Comは、ADSLの急速な普及の兆しが見え始めるなどブロードバンドが新しい局面を迎える2001年を「ブロードバンド元年」と位置付け、IPベースのブロードバンド通信基盤の拡充に取り組んでいる。今回のXboxを使った新サービスは、日本の家庭へのブロードバンドサービスの普及に大いに貢献すると同社は考えている。

具体的には、NTT Comは、アクセスにADSL（非対称デジタル加入者回線）を利用したOCNのブロードバンドサービスをマイクロソフトに提供。また、マイクロソフト株式会社Xbox事業部は、オンラインゲームサービスの構築を共同で行う。また同事業部は、オンライン対応のXbox向けゲームタイトルを設計するゲーム開発者のサポートも行う。

Xboxは、オンラインゲーム用のプラットフォームになることを開発当初から視野に入れられて設計された唯一のゲームシステム。ゲーム開発者は、Xbox各機に内蔵されているイーサネットポートとハードドライブにより、新しいオンライン対応型ゲームを設計することができ、各ユーザーの家庭の壁を越えて、日本国内の他のユーザーと接続するという新しい方式のビデオゲームを生み出せるのである。

　また、マイクロソフトとNTT Comは、魅力的なオンラインゲームの世界をより多く提供するために、最高速度100Mbitという高度光ファイバー接続の将来的な利用法を共同で開拓していくとのことである。（Phile-web編集部）

Xboxについて
　Xbox（http://www.xbox.co.jp/）は、斬新で新しいゲームの世界を提供するマイクロソフトの次世代ビデオゲーム。最新のゲームの3倍以上を誇るXboxのグラフィック性能によって、ゲーム開発者は斬新で面白いゲーム制作を実現でき、創造性を最大限に発揮することができるという。