コイズミ無線が限定で、完成品のスピーカーを発売中！

コイズミ無線が、同社創業55周年を記念し、オリジナルスピーカーを限定販売

スピーカーなど、オーディオのクラフトを楽しむのには欠かせない多数のアイテムから、音質アップに効果的な話題のアクセサリー類までを取り揃えている秋葉原の老舗、コイズミ無線。同店は今年、55周年迎えた。これを記念して、オリジナルのスピーカーシステムを完成させ、限定で販売しているのでご紹介しよう。

●使用ユニット
このスピーカーシステムには、かつてＤＤＤＳ方式スピーカーなど、画期的な内容でオーディオファンから注目を浴びた、アルパインによる最新のユニットが採用されているのが最大の特徴となっている。ＤＬＸ-Ｆ１７７。17cmコンポーネント２ウェイスピーカー（ＤＬＸ‐Ｆ１７Ｗ＋ＤＬＸ‐Ｆ３０Ｔ＋専用ネットワーク）で構成され、すでに、音質に特にこだわるカーオーディオユーザーから、高い評価を得ているモデルだ。ハイパワーだけでなく、優れた高域指向性、リニアリティ、ハイレスポンスで量感ある低域など、ホームオーディオからスタジオの小型モニターまで、幅広い用途でその優れた性能を発揮することが期待されているユニットだ。

17cmコンポーネントウーファーには、「DDLinear磁気回路」「2ギャップ1ボイスコイル構造」「大口径40mmボイスコイル＆スクエア・ボイスコイル・ワイヤー」「レイヤード・ハイブリッドファイバー振動板」「ダブルギャザードエッジ」「真鍮削り出しウェーブガイド」などの優れた音質技術を導入。３cmコンポーネントトゥイーターの方には、「Dual Emission Tweeter」「異径デュアルボイスコイル＆リング振動板」「バックキャビティ構造」「真鍮削り出しフェイズプラグ」「アルミスラントスペーサー」「アルミ削り出しフレーム」などを採用。ネットワークは３・５ｋHzクロスで、Ｈｉ-μコアのインダクターやドイツ製のフィルムコンデンサーなど、音質で吟味した大型パーツを搭載。このモデルには、音質へのこだわりがふんだんに盛り込まれた贅沢な作りであることがここからも理解できる。

●エンクロージャー
エンクロージャーは、リアバスレフ型を採用。スマートなサイドＲ構造を採り入れた、奥行きの長い形状となっている。サイド部をスタイリッシュなラウンドフォルムに仕上げることで、外観の美しさとともに、十分に強度を高め、平行面をなくすことで定在波を抑えている。サイズは、高さ43・５cm、幅20cm、容積20リットル程度で、手頃な大きさである。また、リニアフェイズ方式を採用しており、ウーファーのバッフルは約27mmほどせり出している。天板は18mm厚、側板は15mm厚、バッフル合計は42mm厚で、素材には合板が使用されている。このエンクロージャーは、ガチガチに固めて振動の抑制を利かせた音づくりの方向ではなく、ユニットを積極的に鳴らす方向の作りを採用している。そのため、低歪で音像定位に優れ、ハイレスポンスで豊かなエネルギー再生という、素性の良いスピーカーユニットならではの高品質なサウンドの魅力を余すことなく発揮させつつ、自然で伸び伸びと、朗々とした余裕のあるサウンドを楽しませる。なお、スピーカー端子部は、金メッキで信頼性の高い４端子を採用し、バイワイヤリング接続にも対応させることが可能となっている。
　ホームオーディオで、感性豊かな奥深い音楽を楽しませてくれる、このスピーカーシステム。より多くのファンに、この音を聴いていただきたい。(季刊･オーディオアクセサリー編集部)

●取り扱い：コイズミ無線(有) 本店 東京都千代田区外神田1-15-6ミツウロコビル5F　TEL：03-3251-7811