公開日 2017/12/08 19:31
Campfire Audio ケン・ボール氏インタビュー。なんとヘッドホンを発表間近! 人気モデル開発の秘密も
【特別企画】“自分たちが欲しいと思える”製品作り
「Campfire Audio」とは、高品質なリケーブルやポタアンで名を馳せてきたALO audioによって立ち上げられたイヤホンブランドで…といった前置きはもう必要ないのかもしれない。その設立からわずか2年、Campfire Audioの名はイヤホンファンにはすでに広く深く知れ渡っている。大ヒットモデルを生み出したことはもちろんだが、世代ごと、モデルごとに新たな挑戦に取り組む、その姿勢からも注目を集めているブランドだ。
先日もハイブリッド構成に新たな手法を投入した「POLARIS」(関連ニュース)を発表したばかり。今回、秋のヘッドフォン祭のタイミングで、同社で開発を主導する代表Ken Ball(ケン・ボール)氏とCaleb Rosenau(ケイレブ・ロズナウ)氏が来日し、インタビューする機会を得た。前述の新モデルについての話はそちらの紹介記事(レビュー記事)にまとめさせていただいたので、こちらでは、Campfire Audioのブランド全体の話題、今後の展望などについて探っていこう。
■ANDROMEDAのグリーンに込められた同社のこだわり
まずは同社を代表するヒットモデル「ANDROMEDA」について聞いた。同社ラインナップの中でも、ここ日本では特に圧倒的な人気を誇るモデルだが、世界的にはどうなのだろうか?
「他の国でもやはり人気ですね。中でもポーランド、あと地中海のキプロスでは特に人気があったりします。なぜその国で特に人気なのかという理由は、我々にもわからなくて不思議なのですが…」
やはりANDROMEDAは世界的にも人気とのこと。それもあってか、日本でも慢性的に品薄で、そこは少し残念な点である。
「十数人程度で作っているのでどうしても手が追いつかないこともあるのですが、ANDROMEDAの場合はもう一つ、ハウジングのカラーが難しいのです。あのグリーンは、アルミニウムのアノダイズ処理で安定した発色を出しにくく、同じように処理しても毎回、微妙にですが色合いが違ってしまうんです」
「製造現場で作業用の照明の下で確認してやっと分かる程度なのですが、少しだけ青が強くて暗めになっていたり、逆に少しだけ黄色が強くて明るくなっていたり。ANDROMEDAのハウジングはいくつかのパーツの組み合わせになっているので、出来上がったパーツの中から、さらに色の合うパーツ同士を見つけて組み合わせるようにしないといけません。ユーザーの方にはさほど気にならない程度の色合いの違いかもしれませんが、我々自身としては、そこは見過ごせないのです」
そういえば『ANDROMEDAは時折、サイレントでマイナーチェンジしていて音も違う。ハウジングの色で見分けられる』なんて噂もあるようだが、もしかしてそれも本当なのだろうか?
「ハウジングの色合いの微妙な違いを感じられる方がいるとしたら、今お話しした理由によるものだと思います。その他はずっと同じ仕様ですし、製造クオリティにも変わりはありません。色合いの違いということでいえば、全く同じ色のANDROMEDAは、多分世界中のどこにも存在しませんから、全てのANDROMEDAは世界に一つだけのカラーを持っていると言えるかもしれませんね」
そんなに手間のかかるグリーンだが、それでもANDROMEDAにはあのグリーンを使いたかったのだそうだ。だが、先日に限定発売された「ANDROMEDA CK」、セラコートで筐体表面の耐久性を増した本機は別のカラーリングだ。
「嬉しいことに、『ANDROMEDAといえばあのグリーン』というイメージを、イヤホンファンの皆さんは十分に持ってくれています。なので、地域限定や数量限定のスペシャルエディションの場合には、カラーリングの面で少し遊んでも、元のグリーンのイメージが薄れることはないだろうということなんです」
ラインナップの中で「ORION」と「JUPITER」は、セラミックコーティングを施した「ORION CK」と「JUPITER CK」にレギュラーモデルとしてアップデートされたが、ANDROMEDAだけセラミックコーティング仕様が限定になっているのは、なぜなのだろう?
「このセラミックコーティング(セラコート)という技術は主に軍事用品に向けて最近に開発されたもので、セラコートをできる下地の色も、セラコートをした後の表面の質感も、今の所あまり選択肢がありません。ORIONとJUPITERは元のカラーがセラコートできる色合いだった上に、セラコート後の質感も良い雰囲気になりました。ですが、ANDROMEDAのグリーンはセラコートとの相性が悪かったのです。あのグリーンの色合いは、そのまま出してくれるアノダイズド業者を見つけるのにも苦労してやっと実現した色味ですし、ファンの方々にも愛されています。セラコートよりもこのグリーンを大切にしたいというのが我々の考えです」
ここまでの話は表面的には、ANDOROMEDAというモデル、そのグリーンについてのこだわりの話だ。しかし肝心なのは、その「こだわり」はANDROMEDAのグリーンだけではなく、同社の製品開発、そして製造クオリティ全てに注がれているということ。彼らが納得できるサウンドとルックスを完成させ、それをそのクオリティのまま製品としてユーザーに届ける。彼らの言葉からは常にその意気込みが伝わってきていた。
先日もハイブリッド構成に新たな手法を投入した「POLARIS」(関連ニュース)を発表したばかり。今回、秋のヘッドフォン祭のタイミングで、同社で開発を主導する代表Ken Ball(ケン・ボール)氏とCaleb Rosenau(ケイレブ・ロズナウ)氏が来日し、インタビューする機会を得た。前述の新モデルについての話はそちらの紹介記事(レビュー記事)にまとめさせていただいたので、こちらでは、Campfire Audioのブランド全体の話題、今後の展望などについて探っていこう。
■ANDROMEDAのグリーンに込められた同社のこだわり
まずは同社を代表するヒットモデル「ANDROMEDA」について聞いた。同社ラインナップの中でも、ここ日本では特に圧倒的な人気を誇るモデルだが、世界的にはどうなのだろうか?
「他の国でもやはり人気ですね。中でもポーランド、あと地中海のキプロスでは特に人気があったりします。なぜその国で特に人気なのかという理由は、我々にもわからなくて不思議なのですが…」
やはりANDROMEDAは世界的にも人気とのこと。それもあってか、日本でも慢性的に品薄で、そこは少し残念な点である。
「十数人程度で作っているのでどうしても手が追いつかないこともあるのですが、ANDROMEDAの場合はもう一つ、ハウジングのカラーが難しいのです。あのグリーンは、アルミニウムのアノダイズ処理で安定した発色を出しにくく、同じように処理しても毎回、微妙にですが色合いが違ってしまうんです」
「製造現場で作業用の照明の下で確認してやっと分かる程度なのですが、少しだけ青が強くて暗めになっていたり、逆に少しだけ黄色が強くて明るくなっていたり。ANDROMEDAのハウジングはいくつかのパーツの組み合わせになっているので、出来上がったパーツの中から、さらに色の合うパーツ同士を見つけて組み合わせるようにしないといけません。ユーザーの方にはさほど気にならない程度の色合いの違いかもしれませんが、我々自身としては、そこは見過ごせないのです」
そういえば『ANDROMEDAは時折、サイレントでマイナーチェンジしていて音も違う。ハウジングの色で見分けられる』なんて噂もあるようだが、もしかしてそれも本当なのだろうか?
「ハウジングの色合いの微妙な違いを感じられる方がいるとしたら、今お話しした理由によるものだと思います。その他はずっと同じ仕様ですし、製造クオリティにも変わりはありません。色合いの違いということでいえば、全く同じ色のANDROMEDAは、多分世界中のどこにも存在しませんから、全てのANDROMEDAは世界に一つだけのカラーを持っていると言えるかもしれませんね」
そんなに手間のかかるグリーンだが、それでもANDROMEDAにはあのグリーンを使いたかったのだそうだ。だが、先日に限定発売された「ANDROMEDA CK」、セラコートで筐体表面の耐久性を増した本機は別のカラーリングだ。
「嬉しいことに、『ANDROMEDAといえばあのグリーン』というイメージを、イヤホンファンの皆さんは十分に持ってくれています。なので、地域限定や数量限定のスペシャルエディションの場合には、カラーリングの面で少し遊んでも、元のグリーンのイメージが薄れることはないだろうということなんです」
ラインナップの中で「ORION」と「JUPITER」は、セラミックコーティングを施した「ORION CK」と「JUPITER CK」にレギュラーモデルとしてアップデートされたが、ANDROMEDAだけセラミックコーティング仕様が限定になっているのは、なぜなのだろう?
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