【特別企画】鴻池賢三が画質や使い勝手をチェック

「入門機と侮れない高コスパプロジェクター」 − Rec.709を正確に再現するBenQ「HT3050」の魅力に迫る

鴻池賢三

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2015年12月22日


■BenQから注目の新ホームプロジェクター2モデル

台湾を拠点に世界的な液晶ディスプレイブランドとして認知されているBenQ。PC周辺機器としてのビジネス用データプロジェクターでも高い評価を得て来た。直近では、「W1070+」や「W1080ST+」といった10万円クラスのコンパクトかつ高品位な製品で大ヒットを飛ばしたのは記憶に新しい。DLP方式で積み重ねた実績をベースに、映画鑑賞にも充分な高画質を実現している点は評価に値する。スクリーン大画面を身近にしたリーダー的存在と言っても過言ではないだろう。

そしてそのBenQがこの秋、ホームシアター用として装いも新たに投入するのが、「HT3050」と「HT2050」の2モデルである。

今回とりあげる上位機「HT3050」

従来製品からの進化点は、さらなる画質向上への取り組みはもちろん、ラウンドフォルムを採り入れたリビングに馴染み易い外観デザイン、静音性の向上など、ホームシアターとの親和性向上がポイントだ。上位のHT3050は色の忠実な再現性がトピックで、ほか、豊富な入力端子、上下に加え左右の台形補正に対応するなど、機能面での充実ぶりが光る。下位のHT2050は、機能をミニマムに絞り込み、手に届きやすい価格が魅力だ。

機体前面の装飾部が「HT3050」はゴールド、「HT2050」はシルバーである点も違いのひとつ

本稿では、上位機のHT3050について詳細にレビューを行う。なお、HT2050も後日改めて紹介する予定だ。

■正確な色の再現にこだわりつつも手頃な価格を実現

本機は1,920x1,080画素を持つフルHD解像度のDMDデバイスを1基用いるDLP方式。組み合わせられるカラーホイールはR/G/B/R/G/Bの6分割で6倍速駆動である。最大輝度は2,000ルーメンと、下位モデルHT2050の2,200ルーメンに比べて控え目だが、これは色の純度を高め、色域を広く確保することを重視したためだ。

前面から見たところ

機体側面

レンズ周りは、上下のレンズシフトが可能なほか、上下左右の台形補正機能を備え、柔軟な設置を可能にしてくれる。このクラスのDLP方式を採用したモデルとしてはトップクラスと言って良いだろう。レンズは1.3倍の拡大縮小機能を備え、100インチ時の投写距離は2.53m-3.29mと、6畳間程度でも扱い易い。

上下だけでなく左右方向の台形補正にも対応

使い勝手もさらに向上

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