【特別企画】兄弟機「W1070+」との違いは?

「省スペースで大画面」を手軽に実現 − 超短焦点プロジェクター BenQ「W1080ST+」実力検証

鴻池賢三

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2014年11月26日

BenQ(ベンキュー)が発売したDLPプロジェクター「W1070+」「W1080ST+」の魅力に迫る連続企画第2回。「W1070+」をテストした前回(関連ニュース)に続き、今回は投写距離が短くて済むため「省スペースで大画面」を手軽に実現できるメリットを持つ超短焦点モデル「W1080ST+」の実力に鴻池賢三氏が迫る。

■投写距離約1.5mで約100インチ − 台形補正機能が進化でさらに使いやすく

本機「W1080ST+」は、僅か1.5mの投写距離で100インチの大画面を可能にする超短焦点でありながら、フルHD画質を達成したユニークな「W1080ST」に新機能を“プラス”したニューモデルである。基本はDLP方式のフルHD(1080p)プロジェクター。新モデルの「W1080ST+」は、基本部分で「W1080ST」を踏襲しつつ機能をブラッシュアップ。目玉は台形補正機能の刷新で、縦方向に加えて横方向の補正機能がプラスされ、設置性が大幅に向上したのが画期的だ。

W1080ST+

今回は、そんな「W1080ST+」を実際に体感し、設置性、使い勝手、画質、音質について、全方位から検証した。

横方向の台形補正にも新たに対応し設置性が向上

レンズは1.2倍のズーム機能搭載で、100インチ画面時の投写距離は1.52m-1.82m。逆に1mの投写距離が確保できれば約60インチの大画面を映し出すことができる超短焦点仕様だ。当たり前だが、通常、プロジェクターで大画面を実現するためには、ある程度の投写距離を確保する必要がある。その点、本機に代表されるような超短焦点であれば、部屋が狭かったり家具の配置の問題があったりなどでスクリーンまで距離を確保できないような場合にも使用できる。

フロント面

設置イメージとしては、ソファの前にあるテーブルに置く感覚で、六畳間はおろか、4畳半でも超大画面が楽しめるのが最大の魅力だ。厳密にはズームレンズではなく、映像の拡大縮小を行うとピントを合わせ直す必要があるが、真正のズームレンズ搭載プロジェクターも、設置位置を変えればピントの再調整は必要で、使い勝手の上でマイナスとはならない。むしろ、こうした割り切りでコストダウンが図られていると考えると、実に合理的でユーザーのためにもなる。

映像の投写位置は、本体設置位置より上方に打ち上げる格好になるが、さらに持ち上げるには、本体を上方にあおる事になる。この際、内蔵の前脚が利用可能で、高さもワンタッチで調整できるので手軽だ。この際に生じる上下方向の映像の歪みは、台形補正機能で解消できる。

レンズシフト機能搭載の有無もW1070+とW1080ST+の違いのひとつ

前脚を伸ばして本体を上方に向けることが可能

「超広角レンズでも隅々までナチュラルな投写映像」

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