直下型LEDバックライト搭載の注目機

【レビュー】4K REGZA新モデル「Z9X」シリーズの実力をチェック

山本 敦

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2014年05月02日

さらにパネル自体に広色域LEDを採用したことで、色再現の幅がZ8Xシリーズと比べて約30%アップしている。加えて「4K広色域復元」機能では、テレビ放送のフォーマットに圧縮された色信号を元に、ネイティブの色再現性能が高いパネルの実力を最大限まで引き出せるよう復元処理を行う。

同技術では、物体の反射光の限界である「最明色」を考慮してつくられた、明るさ/鮮やか/色相の3次元による6,144項目の広色域復元データベースをもとに、色ごとに最適な鮮やかさを表示するためのアルゴリズムを搭載。これによって、より鮮やかな色合いの映像を引き出せるところが大きな特長だ。このあたりの技術にも、映像エンジン「レグザエンジンCEVO」による映像信号処理のポテンシャルの高さが伺える。

映像エンジンには「レグザエンジンCEVO」を搭載

ほかにも、映像の光沢成分と物体色成分を分けて、光沢成分を制御しながらそれぞれを再合成して映像の“輝き感”を高める「光解析 輝き復元」や、映像に含まれる微細部分の質感を整えながら引き立たせる「微細テクスチャー復元」、映像の各所の精細感に応じて超解像処理のかけ方を臨機応変に調整する「絵柄解析 再構成型超解像技術」など、従来モデルから継承する映像処理技術がしっかりと踏襲されている。


■明るさ・色再現がアップしたことで4K映像の立体感がさらに際立った

今回は58型の「58Z9X」で画質をチェックした。なお、Z9Xは58型と50型が急遽発売日が前倒しされたが(関連ニュース)、今回の取材は発売前に行っており、画質の完成度が「6〜7割」という状態のモデルでの視聴だった。発売前に記事をお届けしたかったが、それを上回る急ピッチで発売を前倒しさせた開発陣に脱帽である。

取材時のもよう

まずはMGVC収録映像のサンプラーBDからアニメ「COPPELION vol.1」のインプレッションから。映像モードは「映像プロ」に設定し、コンテンツモードの「アニメ」から「ハイビットBD」を選択。MGVC収録のコンテンツ再生に最適化されたこのモードに切り替えると、キャラクターや背景画像の輪郭がキリっと引き締まる。特にアニメ作品の映像には、画像の中の滑らかなグラデーション部に多く表出しがちな、バンディングと呼ばれる縞模様の段差が抑えられ、非常にきめ細やかで質感の高い映像だ。

映像モードから「ハイビットBD」を選択

同じ作品で、今回から新しく搭載された「ピュアダイレクトモード」の効果も試した。こちらは1080p/クロマフォーマット4:4:4収録された映像信号を「レグザエンジンCEVO 4K」の回路に直接送り込み、フル12bit/4:4:4/YPbPr処理を行うモードだ。

映画BDや地上波テレビ番組はどう映る?

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