新エンジンで「地デジも高画質化」

東芝、4K REGZA「Z8X」シリーズを発表 ー 84/65/58型の3サイズ展開

ファイル・ウェブ編集部

前のページ 1 2 3 4 次のページ

2013年05月28日
(株)東芝は、薄型テレビ“REGZA”の新モデルとして、4K対応のハイエンドシリーズ「Z8X」を発表。タイムシフトマシン録画機能やクラウドサービスにも対応した3モデルを6月下旬から発売する。

ラインナップは84型/65型/58型のモデル。価格はそれぞれ下記の通り。

・「84Z8X」(84V型)/168万円(税込)
・「65Z8X」(65V型)/¥OPEN(予想実売価格75万円前後)
・「58Z8X」(58V型)/¥OPEN(予想実売価格50万円前後)

84Z8X


65Z8X

55Z8X

東芝は4K REGZA 新モデルの情報を、昨年から断続的に出してきた。まず、84型試作機を昨年のIFA2012で初めて展示(関連ニュース)。2011年に発売した同社初の4Kテレビ「55X3」に続く、“第2世代の4Kテレビ”として紹介した。さらに2013 International CESでは84V/65V/58型の3サイズで4Kレグザのグローバル展開を推し進めることをアナウンスした(関連ニュース)。今回、東芝は4Kレグザの新製品説明会を開催し、国内向け商品として正式発表を行った。型番がZで始まる理由は4ページ目でくわしく紹介するが、今回のモデルを「4Kパネルを搭載した特別なモデル」としてではなく、あくまで大画面テレビとして位置づけていることを意味するという。

パネルはフルHDの4倍の解像度となる「3,840×2,160(QFHD)」画素を搭載。バックライトはLEDで、液晶は84型がIPS方式、65型・58型がVA方式となる。84V型と65V型には光沢処理を施した4Kアドバンスド・クリアパネルが使われている。

84型「84Z8X」


65型「65Z8X」

58型「58Z8X」
同社はフルHDと比較して約4倍の緻密さを持つ4Kパネルのメリットを紹介。50型のフルHDと84型の4Kテレビを比べると、画面サイズが約3倍となるものの、画素サイズは84型4Kは50型フルHDの約72%の大きさとなり、4Kパネルを搭載することで、大画面でもフルHDを超える緻密な表現が可能と説明する。


4K化で80V型を超える大画面でも精細感豊かな映像を実現

65V型のフルHDパネル(右)と4Kパネル(左)にフルHD映像を再現した比較イメージ
バックライトは84型・65型が上下のエッジライト方式を採用し、58型は左右エッジライト方式。いずれもローカルディミング(エリア駆動)に対応しているが、エリアブロックの分割配置は公表していない。

なお、3機種ともに3D映像表示にも対応しており、84型と65型はパッシブ方式、58型はアクティブ方式を採用する。それぞれ別売の“レグザシアターグラス”を使って3D視聴が楽しめる。

■4K高画質表示のための新エンジン「レグザエンジン CEVO 4K」

Z8Xシリーズには新規開発の映像エンジン「レグザ エンジン CEVO 4K」が搭載されている。東芝では約829万画素の4K高精細パネルと新エンジンとの組み合わせによる高画質技術を「シネマ4Kシステム」と名付け、アピールしている。


エンジンのメインボードとタイムシフトマシンのボードにデュアルコアの「レグザエンジン CEVO」を1組ずつ搭載するほか、4K処理専用LSIを搭載したボードにもクアッドコアCPUを搭載。合わせて8個のCPUを備える“オクタコア”仕様とした。

新エンジンと4Kパネルの組み合わせによる「シネマ4Kシステム」を提案

Z8XシリーズではBD映画ソフト再生時、「シネマ4Kシステム」により90%の水平解像度復元率を実現


5つのチップに分散化していた4K処理をシングルチップに集積化

Z8Xシリーズに搭載されているボード。右が4K処理専用LSIを搭載したボード
レゾリューションプラス技術は4K対応の「4K超解像技術」を搭載。従来の「複数フレーム超解像」「再構成型超解像」「色超解像」「自己合同性型超解像」「カラーテクスチャー復元」に加え、新たに「4K微細テクスチャー復元」「4K輝き復元」「絵柄解析再構成型」の3つの4K超解像処理を加え、地上デジタル放送やBDディスク、4Kネイティブコンテンツ、DVDなどSD解像度の映像も含め、あらゆる入力信号に対して高精細処理を行う。


レゾリューションプラスのメイン技術

レゾリューションプラスのゲイン調整は「11段階」に拡大。デフォルトは「5」
なお超解像処理の効果はユーザー設定メニューのゲイン調整からマニュアルで変更でき、パラメーターがZ7シリーズの6段階から、Z8Xシリーズでは11段階に拡張された。

「4K微細テクスチャー復元」では、映像をテクスチャー部/エッジ部/平坦部の3つに区分。抽出・解析された映像のテクスチャー部は4K映像に最適化したテクスチャー復元処理を行い、精細感豊かな映像を再現。デジタル放送/BDコンテンツの視聴時に効果を発揮する。「ゴルフモード」選択時には芝目の特徴に合わせた設定により、グリーンの質感もいっそうリアルに再現する。

「4K微細テクスチャー復元」の解説

「4K輝き復元」では、画像を光沢成分と物体色成分とに解析・分離。光沢成分のみを制御して再合成することで、輝き感のある映像を再現するというもの。映像圧縮が進むと信号は劣化し、本当に光っている部分が鈍ってくるが、4K輝き復元技術では映像の中から光輝いている部分を正確に抽出するアルゴリズムを搭載し、該当する輝き部分だけを復元する。デジタル放送、BDコンテンツのほか、4Kネイティブコンテンツの表示時に効果を発揮する。

「4K輝き復元」の解説

「絵柄解析 再構成型超解像技術」では、1フレーム内の映像を部位ごとに判断しながら精細感に応じて超解像処理を最適化するというもの。今回のZ8Xの画質では、本技術が映像全体の高精細化に大きな効果を発揮しているという。東芝の超解像技術はデビューから約6年を迎えるが、これまでは超解像レベルをフレーム単位でしか制御してこなかったため、1フレーム内での超解像レベルが均一になり、被写体によって超解像処理が効き過ぎたり、あるいは不足してしまうといった課題があった。「絵柄解析 再構成型超解像技術」では、映像のエリアごとに、ピクセル単位で最適な効果を解析・実行することで、さらに精細感の高い映像表示を実現した。

「絵柄解析 再構成型超解像技術」の解説

さらにデジタル放送を高精細に表示するため「デジタル放送アップコンバートノイズクリア」を搭載。デジタル映像のエッジ部/平坦部の詳細な特徴を検出し、隣接する平坦部のノイズを除去。デジタル放送のノイズパターンに合った処理を行うことで、映像全体の鮮明さと文字の視認性を高める。

「デジタル放送アップコンバートノイズクリア」の解説

「高解像度シネマ」をはじめ4K視聴に最適なモードを新設

前のページ 1 2 3 4 次のページ

関連リンク

新着記事を見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番84Z8X
  • 発売日2013年6月下旬
  • 価格¥1,680,000(税込)
【SPEC】●サイズ:84V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO 4K ●パネル:IPS方式 倍速LEDパネル (4Kアドバンスド・クリアパネル)●解像度:3,840×2,160(QFHD) ●チューナー:地上デジタル×9、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×4、D5入力×1、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1(音声入力端子用と兼用)、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、USB×4(タイムシフトマシン専用2/通常録画用1/汎用1)、LAN×1、SDメモリーカードスロット ●消費電力:630W(リモコン待機時:0.3W)●外形寸法:1916W×1118H×450Dmm(卓上スタンド含) ●質量:78.0kg(卓上スタンド含)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番65Z8X
  • 発売日2013年6月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格750,000円前後)
【SPEC】●サイズ:65V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO 4K ●パネル:VA方式 倍速LEDパネル(4Kアドバンスド・クリアパネル) ●解像度:3,840×2,160(QFHD) ●チューナー:地上デジタル×9、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×4、D5入力×1、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1(音声入力端子用と兼用)、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、USB×4(タイムシフトマシン専用2/通常録画用1/汎用1)、LAN×1、SDメモリーカードスロット ●消費電力:424W(リモコン待機時:0.3W)●外形寸法:1463W×849H×374Dmm(卓上スタンド含) ●質量:59.0kg(卓上スタンド含)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番58Z8X
  • 発売日2013年6月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格500,000円前後)
【SPEC】●サイズ:58V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO 4K ●パネル:VA方式 倍速LEDパネル(4Kパネル) ●解像度:3,840×2,160(QFHD) ●チューナー:地上デジタル×9、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×4、D5入力×1、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1(音声入力端子用と兼用)、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、USB×4(タイムシフトマシン専用2/通常録画用1/汎用1)、LAN×1、SDメモリーカードスロット ●消費電力:264W(リモコン待機時:0.3W)●外形寸法:1306W×765H×374Dmm(卓上スタンド含) ●質量:36.5kg(卓上スタンド含)</font>

関連記事