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4,096×2,160/60fpsの読み出しに対応

ソニー、4,096×2,160撮影対応の4K業務用カムコーダー

2013/09/06 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、業務用ハンディカムコーダー新モデルとして、4K解像度(4,096×2,160)での撮影に対応したXDCAMメモリーカムコーダー「PXW-Z100」を11月6日より発売する。価格は672,000円(税込)。

PXW-Z100

先日発表された民生用ハンディカムの4K対応モデル「FDR-AX1」(関連ニュース)が3,840×2,160解像度までの対応であるのに対し、業務用の本機は4,096×2,160に対応。新開発の1/2.3型 Exmor R CMOSイメージセンサー(有効880万画素)を搭載し、これにより4K解像度(4,096×2,160)/60fpsの読み出しに対応。35mm換算で広角30.0mm(4,096×2,160時)からの光学20倍ズームに対応したGレンズとの組み合わせで、3Kgを切る小型軽量化と高画質化を実現させたとしている。

記録形式には、CineAlta 4Kカメラ「PMW-F55」と同じXAVCフォーマットを採用。HD(1,920×1,080)、QFHD(3,840×2,160)、4K(4,096×2,160)の各解像度をMPEG-4 AVC/H.264で圧縮する。

映像サンプリング処理は、4:2:2 10bit、フレームごとに独立して圧縮するイントラフレーム方式でビットレートは最高600Mbps(4K/60p時)、HD解像度においても最高223Mbps(1080/60p時)の高画質記録が可能。

また、4K映像の長時間記録に対応するためのLong GOP記録モードや、AVCHD記録の機能追加を、2014年夏にファームウェアアップデートとして無償提供する予定だという。

記録メディアには、「FDR-AX1」と同様にXQDメモリーカードを採用。XQDメモリーカードスロットを2スロット装備し、1枚目のメモリーカードから、続けて2枚目のメモリーカードへ途切れなく記録を継続できるリレー記録にも対応している。

4K出力に対応したHDMI端子を装備。同社製4K対応ブラビアとの接続では、HDMIケーブル一本で4K/60pでの映像出力、視聴に対応する。なお、HDMI 2.0へ対応するファームウェアアップデートを予定している。

さらに、3G HD-SDI端子を装備し、1080/60pまでの映像をSDI経由で出力。また、4K収録時にもHDMI出力と独立してHD-SDI出力が行える。

そのほかWi-Fi連携機能も装備。スマートフォンやタブレットのブラウザ機能から、カメラ本体をコントロールすることもできる。

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