大阪・日本橋に24社が集結

ユーザー主催のイベント「ポタキャラ2023」レポート。ゆったりと楽しめる新しいポータブルオーディオの祭典

公開日 2023/12/11 12:00 プレミアムヘッドホンガイド編集部
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販売店やメディアではなく、ユーザーが主催するというユニークなコンセプトを持つポータブルオーディオイベント、「ポタキャラ2023」が大阪・日本橋で11月25日に開催された。

ポタキャラ2023の会場となったのは「FUN SPACE DINER なんば」

事務局の「とよき」さんによれば、FitEarを手掛ける須山社長の協力のもと、第1回が開催されたのが2015年のことで、参加5社ほどからスタートした小規模なイベントだったという。それが今や「ポタキャラ2023」では、事務局をユーザー自らが運営し、数百人のユーザーと全24社が集まるイベントにまで成長を遂げた。

事務局の「とよき」さん。オーディオ歴は2013年から、とのこと。とよきさんのほか、普段はオーディオとは異なる仕事をしている6名が夜な夜な集まり、お酒を片手に(?)1年かけてイベントの準備をしているのだという

ポタキャラ2023の会場となったのは「FUN SPACE DINER なんば」だ。「堅苦しくない環境で新製品をゆったりと楽しんでほしいという想いで会場を選びました」と、とよきさん。なかなか関西ではゆったり聴くことができないメーカーに事務局から積極的に声をかけて、出展社を募ったのだという。

須山社長がイベントに登壇、新作ヘッドホンFitEar「Monitor-1」の開発秘話を披露していた

会場の様子。SNSなどでの告知をもとに数百人のユーザーが集まった

イベントでは24社が新製品を持ち寄り視聴ブースを設けたほか、FitEarのトークイベントやメーカー協賛品の抽選会など、ユーザーが会場でゆったりと時間を過ごしているのが印象的だった。

ちなみにポタキャラは2024年も11月23日に開催予定とのこと。今回、参加できなかった!という皆様にも、ぜひ注目してほしいイベントだ。

急遽できたというヤマハのブース。トロイダルトランスがアイコニックにデザインされた超弩級ヘッドホンアンプ「HA-L7A」も試聴できる貴重な機会に


ナイコムのブースではLINSOULグループのアイテムが盛りだくさん!THIEAUDIOの新作ハイブリッドイヤホン「Hype2」(2BA×2DDでフラグシップ技術応用、49800円)、Kiwi Earsの新作イヤホン(平面磁界駆動、14800円)などが展示されていた


中国深圳のブランド、Hisenior Audioも出展。ユーザーの好みにあわせてカスタマイズでき、お求めやすい価格で多様性を実現するイヤホンがコンセプト。シェルはユニバーサルもカスタムもあり、ケーブルの種類も選べる。新作「okavango」は低域高域調整スイッチつき


デッラルテのブースには、香港NOSTALGIA AUDIOのイヤホンの姿が!トライブリッド(DD2、BA4、静電4)ドライバー構成のフラグシップ「CAMELOT」や世界限定150台の「TESSERACT」など


MUSINのブースには、注目アイテムが盛りだくさん! 3つのオーディオコンポが一体化したonix「Miracle」や、シャンリンのポータブルCDプレーヤー「ECmini」、ROHMのDACを搭載した「DC-Elite」など


野村ケンジ先生もブースに! HIFIMANとGOLDEN WAVEの新作や、セラミックハウジング&平面磁界駆動型ドライバー搭載で、オトモノでクラウドファンディング中の「the 韻」などが並んでいました


アユートのブースでは発表されたばかりのポータブルDAC「AK HC4」が!AK4493S搭載でリアルタイムアップサンプリング対応。ケーブル着脱できるようになった。価格は39980円。さらにqdcの新作イヤホン「8pro」も参考展示


サイラスのブースでは、オリオラスの自作キットJOYCRAFTシリーズやイヤホンMonachaa(4DD)などを展示。関西で試聴できる貴重な機会に!

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