19年振りのリニューアル

オヤイデ電気、オーディオ用電源ケーブルのハイエンドモデル「L/i50 EXs II」

公開日 2023/11/24 12:11 編集部 : 伴 修二郎
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オヤイデ電気は、オーディオ用電源ケーブル“L/i50シリーズ”のハイエンドモデル「L/i50 EXs II」を12月1日(金)より発売する。価格はオープンだが、税込33,000円前後での実売が予想される。ケーブル延長価格は+0.5mごとに税込4,400円。

「L/i50 EXs II」

伝統のオヤイデサウンドを継承する“L/i50シリーズ”が実に19年振りにリニューアルされる。「現代のオーディオに不可欠なハイスピード、高解像度、広大なサウンドステージを兼ね備えた」とアピールする自信作だ。

現代オーディオに合わせてアップグレード

導体にはOFC(ホット/ゴールド)+錫メッキOFC(アース)を採用し、高純度OFCに長時間低音焼鈍を行い製造した。銅を伸ばす工程で発生する応力歪に対して急激な変化を与えないよう、低温でゆっくりと時間をかけて伸線することで、導体内部組織が均質化され、安定した伝送を実現したという。

絶縁材には振動吸収性に優れ、機械的強度を有する強化シリコンゴムを採用する。瞬間的な電流不可変動による振動を吸収し、不要な響きを抑え、原音忠実性を高めている。

4本の導体を対角線上に捻り合わせるスターカッド捻り構造は、ケーブルから発生する磁界を互いに打ち消し合うことで、通常のケーブルと比較して低インダクタンスとなり、ケーブル内部で発生する輻射ノイズを大幅に軽減する。4本の内部配線はそれぞれ強化繊維(テトロン)スリーブで被覆し、ケーブル内部の共振を抑えて優れた振動制御能力を発揮する。

外装には内側にテトロンスリーブ、外側にPETスリーブを使用する。静電気帯防止加工を施し、摩擦などによる静電気の帯電を防止する。ケーブルカラーには初代L/i50 EXからの系譜を引き継ぎながらも、オリジナリティ溢れるブリリアントな「サファイアブルー」を採用した。

電源プラグ・コネクターはすべて本機専用の部材を使用して設計。オーディオ用電源プラグ・コネクター「ARMOREDシリーズ」をベースに、サファイアブルー仕様の「AP-037EX」「AC-037EX」を採用している。

電源プラグ・コネクターは専用部材を採用

電磁波吸収体はオヤイデ電気の「NRF-005T」と「MWA-010T」を2層巻きにする。NRF-005Tは電源ケーブルから発生する輻射ノイズと電界ノイズを抵抗損失により抑制し、静寂性と原音忠実性の両立を実現。MWA-010Tは接点で発生する磁気歪みを吸収し、不要なノイズをジュール熱に変換させ、電源の質を大幅に改善するという。

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