機能美追求したスタンダードモデル

ラックスマン、新アナログプレーヤー「PD-151 MARK II」。オリジナルトーンアーム搭載

2022/03/25 編集部:押野 由宇
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ラックスマンは、ベルトドライブ式アナログプレーヤー「PD-151」の後継機として、オリジナル仕様の最新トーンアームを搭載した「PD-151 MARK II」を5月に発売する。価格は393,800円(税込)。

「PD-151 MARK II」

2018年発売のPD-151をベースとしたスタンダードモデル。前モデルではJELCO製ユニバーサルアームを搭載していたが、本機ではSAECのナイフエッジ技術を採用したスタティックバランス型トーンアームを約2年の歳月をかけて新開発、搭載した。

取付部は伸張され、DINフォノケーブルの変更が容易に。また制振ゴムを用いた大口径インシュレーターは最大8mmの高さ調節が可能で、様々なカートリッジの能力を存分に引き出すことができるよう設計されている。初動感度は前モデルの垂直150mg/水平200mgから、垂直25mg/水平100mgとしている。

背面部

スピンドル機構は「PD-171A」と軸受の形状以外すべて同一となり、安定した回転を実現。高硬度・高精度ステンレス製のセンタースピンドルおよびボールベアリングを採用したPEEK製スラスト軸受けに、有機モリブデングリスを注入した真鍮製ラジアル軸受けという構造を採る。

ドライブモーターは、PD-151からオリジナル仕様の低速度・高トルクのブラシレスDCモーターを踏襲。33 1/3、45、78回転の回転数切り替えを高精度のPID制御により行うことで、回転変動を起こす要因に素早く対応する。

また10mm厚のアルミ削り出し板のトッププレートをメインシャーシとして、主要部品をこのシャーシに吊り下げて組み付けるアンダースラング構造により、高い剛性と制振性を獲得している。さらに、振動源となるモータートランスは、制振ゴムによりフローティングさせた。

ダストカバーは別売オプションとして用意

プラッターは高精度に切削されたアルミ削り出しのもので、質量は4.0kg、慣性モーメントは21.9N・cm2。表面はダイヤモンドカットに仕上げられている。電源ケーブルにはノンツイスト構造の「JPA-10000i」を付属。オプションとして、カムサポート式ヒンジ装備の専用4mm厚アクリル製ダストカバーを55,000円(税込)で用意する。外形寸法は465W×132.5H×393Dmm、質量は15.8kg。

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