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ケーブルやスタビライザーなど計4モデル

タイムロード、新ブランド「Architectura」設立。信楽焼スピーカーなど第一弾製品発表

編集部:平山洸太
2019年11月15日
タイムロードは、オリジナルブランド “Architectura” を設立。その第一弾製品として、スピーカー、スピーカーケーブル、ケーブルスタビライザー、アコースティックパネルを12月に発売する。

・信楽焼スピーカー「Alina」¥OPEN(予想実売価格500,000円前後・ペア)
・スピーカーケーブル「KEI」¥OPEN(予想実売価格100,000円前後・2.5mペア)
・ケーブルスタビライザー「S-Cast」¥OPEN(予想実売価格120,000円前後・4個セット)
・アコースティックスタンド「Art Stand」¥OPEN(予想実売価格230,000円前後から・1セット)

Architectura(アーキテクチューラ)は、企画から製品化までタイムロードが手掛ける新発表のオリジナルブランド。タイムロード 代表取締役社長 平野至洋氏は、ブランド名は「Architecture(構造)」からなる造語で、「デザインや機能に意味合いを持った製品」の開発をコンセプトに掲げると同時に、「スタイリッシュに音楽を楽しみたい」という意味も込めたと説明する。

「Architectura」のロゴ

Alina(アリーナ)は、信楽焼によりハンドメイドで製造されるスピーカー。製品名のAlinaは女性の名前で、肩口から首にかけての女性的な曲線を持つデザインから命名したという。カラーは標準で白と黒を用意。釉薬により仕上げを変えられることから、価格の異なる限定モデルも予定している。

「Alina」

青色の釉薬を用いたバージョン

筐体には先述のように信楽焼を採用するが、製品化までには2年で50本を超える試作品を作るなど苦労を重ねたとのこと。上部開口部の大きさや素材の厚みなどがわずかに変わるだけで音に影響が及ぶため、安定した製品づくりには職人のノウハウが遺憾なく発揮されている。

試作品の様子。手前が初期のもので、4次試作で製品化に至ったとのこと

4次試作として製品化に至ったモデル

ドライバーには米Audience「A3S」を搭載。約52mmの振動板はアルミニウムとマグネシウムの合金を採用し、ダブルボイスコイルを用いた作りとなっている。

背面端子部

ドライバーには米Audience「A3S」を搭載

平野氏によると、あえて陶器を素材として採用した理由には、約50年前に発売されていたJORDAN WATTSの壺型陶器製スピーカー「FLAGON」の存在が大きいと説明。これを現代の技術で作ったらどうなるのかと考え、オマージュとリスペクトとして日本の伝統というオリジナル要素を加えて開発したとのことだ。加えて、日本六古窯の一つ、滋賀県の信楽焼をベースにするのは、デザインと品格、そしてオーディオ製品としてのクオリティを確保するためでもある。

タイムロード 代表取締役社長 平野至洋氏がブランドコンセプトや製品について説明した

参考として漆と金箔を合わせたモデルも展示

KEIは、スーパーコンピューター「京」の内部配線材をベースに開発したスピーカーケーブル。回路総延長が1000kmを超える同コンピューターの性能を最大限発揮すべく作られた、銀メッキの極細OFC導線を導体に採用する。

「KEI」

絶縁体にはジュンフロン被覆を採用。さらに線材に純白のジュンフロン被覆を施し、シースには柔軟性のある透明PVCを用いることで、見た目の美しさも追求している。線径の細さにもこだわり、「良い音のケーブルは太い」という印象の払拭を狙う。ケーブル端子部は銀メッキのバナナ端子で、1mにつき25,000円(税抜)にて長さの特注も行える。

「KEI」は細さも特徴とのこと

プラグ部分

ケーブルスタビライザーのS-Castは、スピーカーケーブルや電源ケーブルなど、各種ケーブルを保持することが可能。複数個を使用することでケーブルを完全に浮かせ、フロアの振動から隔離することができる。

「S-Cast」

サイズもコンパクトだ

本体の重さは1つあたり602gで、直径は4cm。素材にはスチール(SS400)を採用しており、芯棒にはステンレススチール(SUS303)を用いている。スチール製の重量あるクランプ部(244g)でケーブルを挟み込む仕様で、サイズもコンパクトなことから、導入しやすい点も特徴となっている。

使用した様子

上下に分割する構造

アコースティックスタンドArt Standは、デザインを意識したルームチューニングアイテム。パネルにはスウェーデンOffect社の業務用アコースティックパネル「Soundwave」を採用し、これをオリジナルデザインのアルミフレームに装着している。

「Art Stand」

1セットはパネルが縦に3枚並んだ状態となっており、外形寸法は588W×2170H×335Dmmで、質量は12.3kg。横への連結にも対応するため複数セットを並べて使用することもできる。標準仕様はモノトーンカラーで日本の家屋にフィットしやすく、また複数台での使用時には美しい造形を構築でき、ルームチューニングとインテリアの両面で機能するとアピールする。

スウェーデンOffect社「Soundwave」を採用する

構造イメージ

デザインごとに価格やカラーラインナップが異なるほか、モデルによっては吸音だけでなく反射タイプも用意する。ラインナップは下記の通り。

SWELL(デザイナー:Teppo Asikainen)】
・ANTHRACITE(吸音)¥OPEN(予想実売価格230,000円前後)
・OFFWHITE(吸音)¥OPEN(予想実売価格230,000円前後)
・Difuser(反射)¥OPEN(予想実売価格248,000円前後)

「SWELL」(3セットを組み合わせた状態)

FLO(デザイナー:Karim Rashid)】
・GREY(吸音)¥OPEN(予想実売価格230,000円前後)
・OFFWHITE(吸音)¥OPEN(予想実売価格230,000円前後)

「FLO」(3セットを組み合わせた状態)

ENNIS(デザイナー:Frank Lloyd Wright)】
・OFFWHITE(吸音)¥OPEN(予想実売価格248,000円前後)

「ENNIS」(3セットを組み合わせた状態)

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