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全段でデュアルモノ設計を採用

エソテリック、フルバランス構成のフォノアンプ「E-02」 ー MC方式の全段バランス伝送が可能

編集部:川田菜月
2017年06月22日
エソテリックは、全段フルバランス構成のフォノアンプ「E-02」を7月20日から発売する。価格は650,000円(税抜)。

「E-02」

背面部

本機は、トーンアームを接続する入力端子から、MCヘッドアンプ、RIAAアンプ、最終出力段のバッファーアンプに至るまで、全段をフルバランス構成としたフォノアンプ。MCカートリッジを使った全段フルバランス伝送が可能となる。同社は「増幅する信号レベルが非常に低いフォノアンプにおいては、ノイズに強く、低インピーダンスで力強く信号を伝送・増幅できるフルバランス回路は、まさに理想の回路構成」と紹介している。

各回路についてはデュアルモノラル設計を徹底。電源トランス、電源回路、増幅回路など、L/Rそれぞれに同一のものを独立して搭載する。これにより、余裕ある電源供給能力と優れたチャンネルセパレーションを実現する。

フルバランス・デュアルモノ構成の増幅回路

MCヘッドアンプは、微小信号のピュアな信号増幅にこだわったフルバランスによる新設計を採用。NF-CR型のフルバランスRIAAアンプは、±0.2dBという優れたRIAA特性とNF量の低さを両立する。高電圧駆動回路により、余裕のあるヘッドルームを確保する。

独自の電流伝送強化型出力バッファー回路「ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)」をチャンネルあたり2回路搭載。XLR出力の場合はディファレンシャル(差動)、RCA出力の場合はパラレル(並列)で駆動を行う。スルーレート2000V/μsというハイスピード素子を使用したことも特徴だ。

アナログ出力は、XLRバランス入力(MC専用)×1、RCA入力×2の計3系統を装備。RCAについても、入力以降の全段がバランス伝送となる。各系統ごとに負荷インピーダンス、フィルターのON/OFFなどの各種設定を登録可能。フロントパネルに配置した大型ロータリースイッチで切り替えられる。カートリッジの負荷インピーダンスは9段階(MC:10Ω/50Ω/100Ω/200Ω/300Ω/500Ω/1kΩ/10kΩ、MM:47kΩ)から切替できる。

ハイスピードかつ強力なHCLD 回路の特性を生かした独自の電流伝送方式「ES-LINK Analog」にも対応。エソテリックの対応製品との組み合わせで使用することができる。

レコード再生に配慮した機能も充実。「DEMAG」機能は、DEMAGスイッチをオンにしてレコードを約30秒再生すると、MCカートリッジや昇圧トランスの磁化された鉄心を消磁する簡易消磁機能。レコード盤の反りで発生する低周波をカットするサブソニックフィルター(17Hz -6dB/octave)も備えている。

肉厚な高剛性アルミニウムシャーシを採用。各基板を固定するボトムシャーシには相互干渉を抑えるスリット構造を採用する。また、同社独自のピンポイントフットにより外部からの振動の影響も抑制する。前面の大型セレクターノブはアルミニウム削り出しで、VRDSドライブメカの機構を応用したボールベアリング方式により滑らかな操作感を実現。その他、特別仕様のカスタム電源コンデンサーや削り出しの金メッキRCA端子など高品位なパーツを採用している。

オーディオ特性は以下の通り。RIAA偏差(10〜20kHz)は±0.2dB、全高調波歪率(1kHz、MM、定格出力時)は0.007%。定格出力レベルはRCA出力端子:2Vrms、XLR出力端子:4Vrms。ゲインはRCA出力端子:MM 40dB/MC 66dB、XLR出力端子:MM 46dB/MC 72dB。

入力感度(1kHz、定格出力時)はMM 20mV/MC 1mV、最大入力レベル(歪率0.1%)はMM 100mV/MC 4.8mV、S/N(入力ショート、定格出力時)はMM 100dB/MC 80dB、チャンネルセパレーション(10kHz)は-96dB以上となる。

外形寸法は445W×131H×377Dmm(突起部含む)、質量は12.5kg。
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  • ジャンルフォノイコライザー
  • ブランドESOTERIC
  • 型番E-02
  • 発売日2017年7月20日
  • 価格¥650,000(税抜)
【SPEC】●入力端子:XLR×1、RCA×2 ●出力端子:XLR/ES-LINK Analog×1、RCA×1 ●消費電力:23W ●外形寸法:445W×131H×377Dmm(突起部含む) ●質量:12.5kg

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