ボーナストラックや特別ブックレットも用意

e-onkyo、坂本龍一「音楽図鑑」をDSD 5.6MHz&ハイレゾで配信

2015/04/10 編集部:小澤 麻実
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e-onkyo musicにて、坂本龍一4作目のソロアルバム「音楽図鑑」がDSD 5.6MHzとFLAC/WAV 192kHzおよび96kHz/24bitにて配信スタートした。


音楽図鑑 -2015 Edition-/坂本龍一
http://www.e-onkyo.com/music/album/mdcl5034/

「音楽図鑑」は1984年に発売されたソロアルバム。完成まで約2年をかけた本作だが、今回のDSD/ハイレゾ化にあたってもじっくり時間が掛けられたという。

リマスタリングを担当したのはオノ セイゲン氏。いずれの音源も、マスターには1/4インチのアナログテープを使用している。

そのうちDSD音源は、まずマスターをSTUDER A820で再生し、KORG MR-2000SおよびTASCAM DA-3000にアーカイブ。DA-3000を使用する場合は、EMM LABSのADC8 MK4でDSD5.6MHzにA/D変換し、SDIF-3経由でアーカイブしたとのこと。なおFLAC/WAV音源はDSD音源からコンバートしたものとなる。

CD版のボーナスディスクにあたる16曲目以降は、一部にカセットテープでしか音源が残っていなかったレアトラックも収録。こういった音源は一度DSD 5.6MHzでアーカイブしたあと、192kHz/32bit PCMに変換してヒスノイズ除去などを行っており、一部オリジナルマスターに起因するテープの転写音やノイズなどが残っているというが「貴重な音源を世に出す意義を優先した」としている。

アルバム購入特典として、制作時のトラックシートや、サウンド&レコーディングマガジン編集長國崎氏による詳細な解説を収めた31ページにわたるPDFブックレットが用意されている。

音楽図鑑 -2015 Edition-/坂本龍一
http://www.e-onkyo.com/music/album/mdcl5034/

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