「NSIT-1100Plus」と「NSIT-1000BST」

中村製作所、ピュアオーディオ用の新型アイソレーショントランス

2015/02/20 季刊・オーディオアクセサリー編集部
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(株)中村製作所は、ピュアオーディオ用クリーン電源アイソレーショントランスの最新モデル「NSIT-1100Plus」と「NSIT-1000BST」を2月21日に発売する。価格は、NSIT-1100Plusが320,000円(税抜)で、NSIT-1100BSTが245,000円(税抜)。

中村製作所の新型アイソレーショントランス「NSIT-1100Plus」320,000円(税別・写真上)と、ブースター「NSIT-1100BST」245,000円(税別・写真下)

同2モデルとも、ピュアオーディオファンの間で多くの支持を集めたという「NSIT-2000シリーズ」の進化型として登場したもの。

NSIT-2000シリーズは材料供給やコストの問題で生産を中止していたが、オーディオファンからは2000VAを超えるハイエンドモデルを熱望する声が上がっていたという。

今回の新製品であるNSIT-1100PlusとNSIT-1100BSTは、“1台で2000VAの容量よりは1000VA容量を2台で引き回す方が利便性も音質もいい”という思想のもと、セパレート式を採用したもの。


NSIT-1100PlusとNSIT-1100BSTのリア部。ブースターの「NSIT-1000BST」とは、2本のスピコンケーブルで接続することで、2200VA+320VA=2520VAの大容量アイソレーショントランスが完成する
本体のNSIT-1100Plusは、パワーアンプ等の大容量機器のための1100VAメイントランスと、前段機器用の80+80VAサブトランスを内蔵したアイソレーショントランス。

出力コンセントは1100VAのメイントランスが97V〜106Vの可変出力2系統と、117V固定出力1系統の合計3系統を装備。サブトランスは80VAを2系統装備し、95/100/115Vの可変出力を備えている。また、Min/Max/OFFの3段階切り替えが可能で、より強力になったDCサプレッサーも装備している。

一方、ブースターの「NSIT-1100BST」は、本体と2本のスピコンケーブルで接続することで、2200VA+320VA=2520VAの大容量アイソレーショントランスが完成するようになっている。

また、この2モデルに関しては、発売キャンペーンも開始している。NSIT-1100PlusとNSIT-1000BSTのいずれか1台を先行予約された20名の方に、「NSIT-80T(キット製品)」がプレゼントされる(NSIT-1100PlusとNSIT-1000BSTを両方予約された方には2台プレゼント)。

なお、この両モデルとも2月21日より発売が開始される最新刊『オーディオアクセサリー156号』にて、柴 功氏による詳細なレポートを掲載しているので、こちらもぜひともお楽しみいただきたい。

2月21日より発売開始『オーディオアクセサリー156号』に掲載中の記事

「NSIT-1100Plus」
\320,000(税別)アイソレーショントランス
●瞬間最大定格容量:最大1100VA●入力電圧:100V/200V 50Hz/60H※工場出荷時に設定●入力コンセント:IEC 3Pまたはパワコン※ブースターモデル「NSIT-1100BST」と接続する場合はパワコンに設定●出力電圧:1100VA=100V(117V)に対し+6%/+3%/0%/-3%の4点切り替え可(100Vはモニターが可能)、80VA=117V/100V/95Vの3点スイッチ切り替え可※ただし、上記の電圧はトランスの特注上、入力電圧・負荷消費電圧によって異なる●出力コンセント:1100VA/117V=平刀型機器用アウトレット1口、1100VA/100V=平刀型複式コンセント2口※117Vと100Vの同時使用は可能。ただし合計で1100VA以下、160VA(80VA+80VA)2口●付属品:ピュアシルク外装オリジナル電源ケーブル1本●サイズ:約240W×130H×398Do(脚・突起物含まず)●質量:約18s

「NSIT-1100BST」
\245,000(税別)
※NSIT-1100Plusと組み合わせる専用トランス
※入力コンセント、1100VA出力コンセントを除き、電気的仕様はNSIT-1100Plusと同一
●サイズ:約240W×1140H×398Do(脚・突起物含まず)●質量:約15.5s

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