世界の民族音楽から能、浄瑠璃まで

伝統文化や民俗芸能を紹介するフェスティバル 第1回 東京[無形文化]祭が開催

公開日 2012/05/23 16:38 季刊・オーディオアクセサリー編集部
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この夏、日本伝統文化文化振興財団(公益法人)の主催により、日本と世界の伝統文化や民俗芸能などの「無形文化」を紹介するイべント「東京[無形文化]祭」が開催される。

本イベントは、日本が世界に先駆けて「無形文化財」として保護してきた、能楽、文楽、歌舞伎、箏曲、尺八などの数多い伝統芸能と、神楽や民謡など地方の村々にいたるまで残された民族伝承を、より多くの人に伝えていこうという趣旨のもと開催される。また、主催財団の理事長、藤本草氏によると「無形文化」に対する先進国である日本、国際都市としての性格を高めつつある東京から世界の「無形文化」を発信することにより、日本文化の普及と振興を深めたいとのこと。

イベントは、7月の11日を皮切りに27日までの会期を取り、紀尾井ホール、Bunkamuraオーチャードホール、草月ホール、有楽町朝日ホールの4会場で開催される。各公演の詳細は以下の通り。
問い合わせ、各イベントの詳細は公式ホームページをご参照いただきたい。


「ハイチのカーニバル音楽」
7/11(水) 19:00開演・7/12(木) 19:00開演
出演:RARAM LIMIT チケット:一般6500円、学生3500円 場所:草月ホール 


ブードゥー教と密接な関係にある音楽“ララ”を奏でるRARAM NOLIMIT
パキスタンの歌姫サナム・マールヴィー、スーフィーソングを歌う
7/17(火) 19:00開演
出演:サナム・マールヴィー(歌)、アクバル・ハミースー・ハーン(アルゴーザー)、ほか
ナビゲーター:サラーム海上(よろずエキゾ風物ライター)
チケット:一般6500円、学生3500円
場所:Bunkamura オーチャードホール


パキスタン、インドで絶大な人気を誇る女性シンガー、サナム・マールヴィー

アルゴーザー(二本組みのたて笛)奏者、アクバル・ハーミースー・ハーン
「祈る」-宮古島の神歌と古謡
7/18(水) 15:00開演 19:00開演 (1日2回公演)
出演:ハーニーズ佐良浜(歌)、譜久島淳慈(歌、三線)ほか、
トーク:谷川健一 監修:久保田真琴
チケット:一般5000円、学生3,500円
場所:紀尾井小ホール

韓国珍島の死と祝祭
7/20(金) 19:00開演
出演:珍島シッキムクッ保存会、珍島ダシレギ保存会
チケット:一般5000円、学生3500円
場所:草月ホール


韓国珍島の死者を弔うシャーマンによる「シッキムクッ」
「弔う」-じゃんがら念仏踊り
7/22(日) 15:00開演
出演:大津町じゃんがら念仏保存会、平田村駒形念仏保存会、磐城じゃんがら遊撃隊、ほか
解説:夏井芳徳 ナビゲーター:ASA-CHANG
チケット:一般5000円、学生3500円
場所:有楽町朝日ホール


福島県いわき市などで、新盆の供養に躍られる「じゃんがら念仏踊り」
「囃す」-囃子の共演
7/23(月)19:00開演
出演:若山胤雄社中(江戸里神楽)、美鵬駒三郎社中(美鵬流囃子方)ほか、
チケット:一般6000円、学生3500円
場所:紀尾井ホール

「躍る」-舞の競演
7/24(火)19:00開演
出演:山本東次郎家(能楽師狂言方大蔵流)、辰巳満次郎(能楽師シテ方宝生流)、怜楽舎 ほか
チケット;一般6000円、学生3500円
場所:紀尾井ホール


山本東次郎家による「三番三」
「語る」-節の競演
7/27(金)15:00開演、19:00開演 (1日2回公演)
出演:三代目若松若大夫、国元武春、沢村豊子(曲師)、竹本駒之助、鶴澤津賀寿(三味線)
チケット:一般5000円、学生3500円
場所:紀尾井小ホール

竹本駒之助と鶴澤津賀寿

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