サグラダ・ファミリア大聖堂でピアノ・リサイタルを行った秘蔵音源

『比石妃佐子サグラダ・ファミリア大聖堂コンサート1995』、CDとスタジオマスター配信で登場

公開日 2011/11/02 16:01 季刊オーディオアクセサリー編集部
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ENZO Recordingsは、ピアニスト比石妃佐子さんのアルバム『比石妃佐子サグラダ・ファミリア大聖堂コンサート1995』を発売した。

『比石妃佐子サグラダ・ファミリア大聖堂コンサート1995』

サグラダ・ファミリア大聖堂でピアノ・リサイタルを行った時の模様をおさめた音源。比石さんの得意とするスペイン音楽をフィーチャーしている。サグラダ・ファミリアはいまや世界遺産に指定されており、大聖堂でのコンサート開催の許可がまったく下りなくなっているため、大変貴重な秘蔵音源であるといえる。

比石妃佐子さんはサグラダ・ファミリア主任彫刻家・外尾悦郎氏の奥様。ヨーロッパを中心にリサイタリスト、ソロイストとして活躍するほか、2011年には九州交響楽団とアルベニスのピアノ協奏曲を本邦初演。師アリシア・デ・ラローチャの遺志を引き継ぐスペイン音楽のスペシャリストとして、近年日本でもその評価はますます高まっている。

同音源はもともと1995年に収録されたデジタル・ライヴ録音を、高音質音源の制作で知られるENZO Recordingsによって、24Bit/96KHzにトランスファーしてリマスタリング。音質にも十分な配慮がなされたものであるといえる。リリースの形態は、CDおよびスタジオマスターのデータ配信という形で行われる。

なお、比石妃佐子さんは11月17日には浜離宮朝日ホールで単独リサイタルを行う。その模様はUStreamによる生中継も予定されている。いま注目を浴びているホットなアーティストのひとり。ぜひ、この秘蔵音源を一聴してみてはいかがだろうか。

<作品概要>
■レーベル:ENZO Recordings
■品番:EZCD-10017
■形態:ノーマルCD及び配信(iTunes、e-Onkyo、OTOTOY ※e-onkyoとOTOTOYはハイレゾ24/44.1対応)
■価格:オープン
■発売元:(株)オフィスENZO
■販売元:(株)キングインターナショナル 問い合わせTEL:03-3945-2333

<収録曲>
アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ピアノ・ソナタ第1番
ホアキン・トゥーリーナ(1882-1949):幻想的舞曲集 Op.22
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):ピアノのための《三角帽子》から3つのダンス
マヌエル・デ・ファリャ:ベティカ(アンダルシア)幻想曲
マヌエル・デ・ファリャ:火祭りの踊り

比石妃佐子(ピアノ)
1995年8月24日スペイン・サグラダ・ファミリア大聖堂でのライヴ録音

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