<TIAS2008:CEC>初披露製品を多数展示 -「TL1N」と「DA1N」最終版の試聴デモも実施

公開日 2008/10/03 19:11
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昨年は初披露となる製品を多数展示し注目を集めたCEC(株)のブース。もちろん今年も初お目見えとなる新製品を多く取りそろえている。

まずはCDプレーヤーの「CD3800」。同機は人気エントリーモデル「CD3300R」(製品DB)のアップグレード版後継機で、リアパネルにデジタル入力端子を装備しているほか、USB端子も搭載。DAコンバーターとしても使用できる製品となっている。

CD3800

CD3800の背面部

パワーアンプ「AMP3800」も今回のイベントで初披露されたモデルの一つ。こちらは「AMP3300R」(製品DB)の上位機種で、同社独自の「LEF(Load Effect Free)」の最新版を搭載しているほか、熱対策にも力を入れたこと、加えて全体的に丸みを帯びたルックスとなったことなどが特徴だ。なお、同機種と「CD3800」は10月末から11月中旬での発売を目指しており、両機ともに税込で69,300円という価格が予定されている。

AMP3800

AMP3800の背面部

また、ヘッドホン関連ではヘッドホンアンプ「HD53N」と、ヘッドホン「HP53」という2つの新製品を展示。「HD53N」は「HD53R」(製品DB)の後継機で、プロ用ヘッドホンに用いられるバランス型ヘッドホン端子にも対応したのが特徴だ。

HD53N

HP53。細かな部品まで含めてすべてが日本製だとのこと

「HP53」は、レコード店の試聴機などでの使用を想定した業務用ヘッドホンで、耳に当たるパッド部の耐久性を「通常であれば5年くらいは十分に耐えられる」(同社)というレベルにまで向上させていたり、カールコードが絡みにくいようにダンピング特性を向上させるなどの配慮がなされている。また、左右の形状が微妙に異なっており、LRを間違えて装着した際に違和感を感じるようにしてあるという。同社では「業務用の製品だが、個人のお客様にも人気があるようだ」と販売状況について説明してくれた。

店頭で多人数に繰り返し使われることを想定しパッド部などの耐久性を向上させている

そのほかにも、フロントパネルにもUSB端子を搭載したDAコンバーター「DA53N」や、トップローディング・ベルトドライブ式のCDプレーヤー「TL53Z」も初披露と、これでもかというくらいに同社ブースには新製品が並んでいる。なお、この2製品と「HD53N」は11月から12月初旬の発売を予定しているという。

DA53N

TL53Z

また、昨年の同イベントで初披露され注目を集めたCDトランスポート「TL1N」とD/Aコンバーター「DA1N」(関連ニュース)の最終製品版も展示。同社が「昨年のプロトタイプに比べて劇的に音質が改良されている」と語る同製品は、こちらも初披露となる同社取り扱いのウィーンアコースティック社製スピーカー「T-3GB」と組み合わせての試聴デモが行われている。

「TL1N」や「DA1N」などを「T-3GB」と組み合わせて試聴デモを実施

(Phile-web編集部)

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